ルフィ(op)【手】でお題 2013了
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「ルフィ?」
夜中の船首。
見張り台から降りてトイレに行こうとしたら誰かが寝そべっていた。誰か、なんて船首を特等席としている人物以外が座るはずもないから確認しなくてもわかる。
でも、何故こんな夜中にいるんだろう。
そうっと近付いてみる。麦藁帽子を顔に被せて寝そべるルフィは起きているのかわからない。
「ルフィ…?」
静かに、小さく呼んでみる。
反応はない。胸が上下に浮き沈みを繰り返すだけ。ほんとに寝ているのか。
「…」
寝顔が、見たい。
静かに眠るルフィなんてあまり見られない。
そっと麦藁帽子に手を伸ばす。
「…ん、……にく…」
「!」
寝返りと同時に寝言を言ったルフィに驚いてさっと手を胸に引き戻した。
心臓がドキドキとうるさい。
ふぅ、と深呼吸をして、落ちてしまった麦藁帽子を拾い上げた。
【手を伸ばす】
お題先確かに恋だった