キバ(nrt) 2013/10了
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「キバ!キーバー!」
休んでから三日、久々に学校へ登校。
朝の日課も再開である。
イトが帰ったあの後、結局あの頭痛の軽さもあの瞬間だけだったようで、すぐに振り返して寝込むこととなった。ちょっと体重減ったことは嬉しい。
しかし、休んでる間に一つ不満だったことがある。
キバが心配してお見舞いにきてくれなかったことだ。
いや、来てくれるとは思ってないけども。だって私が寝込んでるの知らないだろうし。
でも一応幼馴染みなんだから、最近朝来ねぇなぁとか、そんなことくらいでもいいから、ちょっと気にかけるくらいはしてくれてもいいのに、と不満バリバリで朝の日課だ。
しかし何度呼んでも、キバは中々顔を出してくれない。
それどころか赤丸さえも出てこない。
「……任務かなぁ」
腕時計を見ると時間もそろそろだ。
もう一度、キバの部屋がある二階を見上げる。
影も無ければカーテンが開く気配も無い。
「…いいや、学校行こ」
少し気落ちしながらも、キバの家を尻目に歩き出す。
三日も朝の日課休んでたし、今日も出来なかった。
でもキバは心配して家に来たりしなかった。
私がしなくなれば、関わりが一つ消えるのは容易い事だったんだ。
「…そうかぁ…」
キバにとって、私とはそんなもんだ。
ましてや下忍になった今は、私たち一般の学生と違って任務で忙しくなる。すべき事は沢山あるし、考える事もある。
私のような一般人にかまけている暇なんてないんだろう。
何気なく空を見上げてみれば、予想以上に青く高かった。