3話:はじめてジム戦やりました。
「今回俺たちは見学って訳だな………」
俺たち三人の背後でジニアはポツリとそう呟くとボールから自分のポケモンであるオオタチを出し、ベンチに座る。
「きゅー!」
「よーしよしよしよしよし……
ノアールはおしゃれの方が好きだもんなぁ。
ブラッシングしようなぁ~」
どこからともなく取り出したブラシでオオタチの体をブラッシングしていく。
気持ち良さそうにするオオタチ。
とろけきった顔のジニア。
なんだろう…………すっごく平和な光景だ。
「出てきて~」
「デェネネェ~!」
ノエルはノエルでこれまたマイペースだ。
ボールからミミッキュとはまた違った意味でピカチュウもどきであるデデンネを出すと、デデンネを抱えてジニアの隣に座る。
そして………
「バトル見てよ~」
「デネッ!」
ノエルはデデンネと共に俺たち三人のポケモンバトルを見学することにしたようだ。
そういえばナカムラジムでもそうしてたっけ。
ジニアと違ってノエルはポケモンバトルに関心があるのだろうか。
「よし………ノエルも大人しくしてることだし……行くぞふたりとも! 」
「あぁ………!ウオノラゴン!キルリアにかみつく攻撃!」
「アリゲイツ!チコリータにエル・サルバトー“れいとうパンチ”!!」
俺の一声と共にケイツとウオズはそれぞれ自分のポケモンに指示を出す。
アリゲイツは冷気を拳に宿し、ウオノラゴンは口を大きく開けて、標的につっこんでいく。
しかし、ケイツは普通にれいとうパンチと言えばいいのにわざわざ技名を長く言う必要があるのだろうか。
こうしてアリゲイツとウオノラゴンはチコリータとキルリアの方へと向かっていった。
ということは…………
「………ヒメ、気をつけていけよ………!」
──俺とヒメの相手はジルのミミッキュ。
ある意味では一番気を付けなければならない相手だ。
ミミッキュはアニメでもゲームでも恐ろしいポケモンだ。
このなんでもアリの体感ゲームでは両方の恐ろしさを見せてくれるのだろう。
「ミミッキュ………あのわんこと遊んであげな」
「…………ケケッ」
カサカサカサ……と鳥肌が立つような音と共に高速で移動するとどこからか黒い手を伸ばし、ヒメに襲いかかる。
「ヒメ!かみつく攻撃!!」
「いぬっ!!」
ヒメも飛び上がると襲いかかるミミッキュに文字通り牙を剥く。
こうして…………3対3のトリプルバトルが始まったのであった。
俺たち三人の背後でジニアはポツリとそう呟くとボールから自分のポケモンであるオオタチを出し、ベンチに座る。
「きゅー!」
「よーしよしよしよしよし……
ノアールはおしゃれの方が好きだもんなぁ。
ブラッシングしようなぁ~」
どこからともなく取り出したブラシでオオタチの体をブラッシングしていく。
気持ち良さそうにするオオタチ。
とろけきった顔のジニア。
なんだろう…………すっごく平和な光景だ。
「出てきて~」
「デェネネェ~!」
ノエルはノエルでこれまたマイペースだ。
ボールからミミッキュとはまた違った意味でピカチュウもどきであるデデンネを出すと、デデンネを抱えてジニアの隣に座る。
そして………
「バトル見てよ~」
「デネッ!」
ノエルはデデンネと共に俺たち三人のポケモンバトルを見学することにしたようだ。
そういえばナカムラジムでもそうしてたっけ。
ジニアと違ってノエルはポケモンバトルに関心があるのだろうか。
「よし………ノエルも大人しくしてることだし……行くぞふたりとも! 」
「あぁ………!ウオノラゴン!キルリアにかみつく攻撃!」
「アリゲイツ!チコリータにエル・サルバトー“れいとうパンチ”!!」
俺の一声と共にケイツとウオズはそれぞれ自分のポケモンに指示を出す。
アリゲイツは冷気を拳に宿し、ウオノラゴンは口を大きく開けて、標的につっこんでいく。
しかし、ケイツは普通にれいとうパンチと言えばいいのにわざわざ技名を長く言う必要があるのだろうか。
こうしてアリゲイツとウオノラゴンはチコリータとキルリアの方へと向かっていった。
ということは…………
「………ヒメ、気をつけていけよ………!」
──俺とヒメの相手はジルのミミッキュ。
ある意味では一番気を付けなければならない相手だ。
ミミッキュはアニメでもゲームでも恐ろしいポケモンだ。
このなんでもアリの体感ゲームでは両方の恐ろしさを見せてくれるのだろう。
「ミミッキュ………あのわんこと遊んであげな」
「…………ケケッ」
カサカサカサ……と鳥肌が立つような音と共に高速で移動するとどこからか黒い手を伸ばし、ヒメに襲いかかる。
「ヒメ!かみつく攻撃!!」
「いぬっ!!」
ヒメも飛び上がると襲いかかるミミッキュに文字通り牙を剥く。
こうして…………3対3のトリプルバトルが始まったのであった。