3話:はじめてジム戦やりました。
「さぁ!君たちのポケモンいただくよっ!
いけっ!チコリータ!」
「行け!キルリア!」
「ミミッキュ!」
イタダキ団の三人が呼び出す三体のポケモン。
リオのボールからは頭に葉っぱの生えた恐竜の子供みたいなくさタイプのポケモン『チコリータ』。
クルスさんのボールからはツインテールのバレリーナのような姿のエスパータイプのポケモン『キルリア』。
そしてミミッキュ仮面のボールからは、国民的人気キャラのピカチュウを模したボロ布を被ったゴースト・フェアリーの複合タイプのポケモン『ミミッキュ』。
まさに三種三様のポケモンたちだ。
「きぃるぅ~」
「おぉ………よしよし」
ここでクルスさんのキルリアは戦闘そっちのけでトレーナーであるクルスさんに甘え始める。
クルスさんも凄く嬉しそう………というかオオタチにベッタリなジニアとはまた違った意味でとろけきった表情をしている。
……むしろクルスさんからはアブない匂いすらする。
「もう………しっかり働くよクルスくん。
ボクたち、ボスに強いポケモン献上しなきゃなんだから!」
「そうだった……!戦ってくれ、キルリア」
「きるっ!」
キルリアにベッタリなクルスさん。
クルスさんにベッタリなキルリア。
これが相思相愛というやつか。
しかしリオの言葉と共に俺たちに向き直るとキルリアと共に臨戦体制に入る。
「………トリプルバトル……でも人数が………!」
一応ゲームでもあるが、まさかこんなに早く3対3のトリプルバトルを吹っ掛けられるとは思ってなかった。
ゲームでもサン・ムーンから廃止されたようなルールだとはいえ、条件は満たしている。
ただ……ノエルはポケモンを戦わせるって発想すらないんだぞ。
俺とオオタチ大好きお兄さんだけでどうしろと………。
「何を言っている……人数なら足りてるだろ?」
「我々も共に戦わせてもらうよ、カツトシくん」
俺の隣に並び立つケイツとウオズさん。
その手にはモンスターボールが握られている。
「ケイツ………ウオズさん………!」
「言ったろ?
我々もポケモンを愛する者だからね………
ポケモンで悪事を働く者たちを許せないんだ」
「イタダキ団だがなんだか知らんが………俺たちのポケモンは俺たちで護る!」
………まさかの展開だ。
先程ナカムラジムで戦ったジムトレーナーの2人とこうして肩を並べて共闘することになろうとは。
やべぇ……オラ、ちょっとワクワクすっぞ!
「ふたりとも………頼む!」
「任せてくれ………行け!ウオノラゴン!」
「行くぞ!アリゲイツ!」
こうしてケイツはアリゲイツを、ウオズはウオノラゴンをそれぞれ繰り出す。
『昨日の敵は今日の戦友 』
……本当に先人もうまいことを言ったもんだ。
───まさかこんなに心が踊る言葉だったなんて思いもしなかった。
「行くぞ!ヒメッ!」
「イヌヌワンッ!」
俺も自分の愛犬であるヒメをボールから繰り出す。
さっきのバトルでは戦わせてやれなかったから、ここで頑張ってもらおうかな。
「ウホッ、いいポケモンッ!
それにしても君のワンパチ、変わった色をしているね」
「う、ウオズさん…………」
…………うーん、ヒメはポケモンですらないんだけどなぁ。
いけっ!チコリータ!」
「行け!キルリア!」
「ミミッキュ!」
イタダキ団の三人が呼び出す三体のポケモン。
リオのボールからは頭に葉っぱの生えた恐竜の子供みたいなくさタイプのポケモン『チコリータ』。
クルスさんのボールからはツインテールのバレリーナのような姿のエスパータイプのポケモン『キルリア』。
そしてミミッキュ仮面のボールからは、国民的人気キャラのピカチュウを模したボロ布を被ったゴースト・フェアリーの複合タイプのポケモン『ミミッキュ』。
まさに三種三様のポケモンたちだ。
「きぃるぅ~」
「おぉ………よしよし」
ここでクルスさんのキルリアは戦闘そっちのけでトレーナーであるクルスさんに甘え始める。
クルスさんも凄く嬉しそう………というかオオタチにベッタリなジニアとはまた違った意味でとろけきった表情をしている。
……むしろクルスさんからはアブない匂いすらする。
「もう………しっかり働くよクルスくん。
ボクたち、ボスに強いポケモン献上しなきゃなんだから!」
「そうだった……!戦ってくれ、キルリア」
「きるっ!」
キルリアにベッタリなクルスさん。
クルスさんにベッタリなキルリア。
これが相思相愛というやつか。
しかしリオの言葉と共に俺たちに向き直るとキルリアと共に臨戦体制に入る。
「………トリプルバトル……でも人数が………!」
一応ゲームでもあるが、まさかこんなに早く3対3のトリプルバトルを吹っ掛けられるとは思ってなかった。
ゲームでもサン・ムーンから廃止されたようなルールだとはいえ、条件は満たしている。
ただ……ノエルはポケモンを戦わせるって発想すらないんだぞ。
俺とオオタチ大好きお兄さんだけでどうしろと………。
「何を言っている……人数なら足りてるだろ?」
「我々も共に戦わせてもらうよ、カツトシくん」
俺の隣に並び立つケイツとウオズさん。
その手にはモンスターボールが握られている。
「ケイツ………ウオズさん………!」
「言ったろ?
我々もポケモンを愛する者だからね………
ポケモンで悪事を働く者たちを許せないんだ」
「イタダキ団だがなんだか知らんが………俺たちのポケモンは俺たちで護る!」
………まさかの展開だ。
先程ナカムラジムで戦ったジムトレーナーの2人とこうして肩を並べて共闘することになろうとは。
やべぇ……オラ、ちょっとワクワクすっぞ!
「ふたりとも………頼む!」
「任せてくれ………行け!ウオノラゴン!」
「行くぞ!アリゲイツ!」
こうしてケイツはアリゲイツを、ウオズはウオノラゴンをそれぞれ繰り出す。
『昨日の敵は今日の
……本当に先人もうまいことを言ったもんだ。
───まさかこんなに心が踊る言葉だったなんて思いもしなかった。
「行くぞ!ヒメッ!」
「イヌヌワンッ!」
俺も自分の愛犬であるヒメをボールから繰り出す。
さっきのバトルでは戦わせてやれなかったから、ここで頑張ってもらおうかな。
「ウホッ、いいポケモンッ!
それにしても君のワンパチ、変わった色をしているね」
「う、ウオズさん…………」
…………うーん、ヒメはポケモンですらないんだけどなぁ。