3話:はじめてジム戦やりました。

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「………このナカムラジムをクリアした証、『ホープバッジ』だ」


ジムリーダー(笑)のノンたんがノックアウトしたため、代わりにジムトレーナーであるウオズがポケモンジムクリアの証である『ジムバッジ』を渡してきた。

俺はジムバッジを受けとる。


ジムバッジのデザインは水の雫のような形をしたものであり、過去のゲームで見たことのあるものであった。



「………あとこれも受け取ってくれたまえ」


更にウオズは俺にCDのようなものを渡してきた。



「これは…………」

「これは“わざマシン”。使用することでポケモンにわざを覚えさせることができる」


これがホンモノのわざマシンか……!


おっと、素直に感動してしまっていたが説明しなきゃな。


『わざマシン』とはポケモンに新しい技を覚えさせるために用いるディスク型アイテム。

このアイテムにはひとつにつきひとつの技が記録されており、これをポケモンに用いることでポケモンに新しい技を覚えさせることが可能である。


ただアニメにはわざマシンが登場しておらず、どのようにしてポケモンの技を覚えさせているかまでは分からない。


ちなみに、ここはみずタイプのポケモンジムだったから中身は『みずのはどう』とかだろうか?

あっ、でも俺の手持ちにみずポケモンいないからなぁ………。



まぁ、いいや………今はポケモンの世界を楽しむこととしよう。



「このわさマシン……わざマシン45の中に入っているのは“ダイビング”。

水中に潜って敵の攻撃をやり過ごしてから敵を奇襲する技だ。

これを巧く使いこなしてくれ」


「ありがとう」


あのウナギ女もこいつらもダイビング使ってたっけー?あれー?まぁいいか。

たまたま使う暇がなかったんでしょ。



「さて、と。今日はいいバトルだったよ………礼を言わせてもらおう。

君たち三人とはもっとポケモンについて語り合いたい。これから近くの焼き肉屋でご飯といかないか?

今日はケイツ君のおごりだ」


「おいウオズ!勝手に決めるな!」


「おっ、いいね!行こうぜ!ふたりもいいだろ?」


「あぁ」


「おなかすいたー」


こうしてケイツとウオズ。ふたりのジムトレーナーと仲良くなった俺たちはポケモンジムを出て焼き肉屋へと向かう。


バトルが終われば同じポケモンを愛する仲間同士。


昨日の敵は今日の戦友とも

そして今日の戦友は明日も友達。
そうさ永遠に……とはうまく言ったもんだ。



でも、悪くないよな………こういうスポーツマンシップってのも。




「よっしゃ!行こうぜみんな!3日分くらいは食べようぜ~!!」



「どう……………して…………だよ…………」



そして、俺は………いや俺たちは、なにかを忘れているような気がする。




「ど"お"し"て"だ"よ"お"お"お"…………!」




………………まっ、いっか☆
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