3話:はじめてジム戦やりました。
「………ホント、勇騎も余計なモン盛り込みすぎだろ」
呆れつつも、どこか楽しそうにポケモンバトルに興じるジニア。
まぁ、楽しいのはわかるんだけどさ。
「ムチュール!ヌメラに“てんしのキッス”!」
俺の指示を聞くと、オオタチから飛び降り、ムチュールはヌメラにキスをする。
“がまん”という技は一定の時間、相手の攻撃を耐え続けその間に受けたダメージを倍返しにして返すという技だ。
ゲームでは2ターンの間、行動不能になりその間に受けたダメージを相手に返す技として設定されているノーマルタイプの技。
ゴーストタイプのポケモン相手には効果がない。
しかし、俺たちの手持ちにはゴーストタイプはいないので、このがまんによるダメージは防ぎようがない。
故に状態異常という保険をかけておいた、という訳だ。
「ぬっ……ぬめぇ~…………!」
「まろっ!」
混乱したヌメラをカバーするかのように、オタマロはバブルこうせんを放つ。
そんなオタマロの攻撃を回避するようにしてムチュールはオオタチに飛び乗り、再びオオタチのすばやい動きで2体のポケモンたちを翻弄しつつ、ムチュールが攻撃。
シンプルながらも実に理にかなった戦い方かもしれない。
「ムチュール!ねんりき!」
気がついたら自然にジニアやそのポケモンたちと呼吸が合い、連携がとれている。
不思議だが、なんか懐かしい気もする。
やっぱりこの人は………俺の“先生”なんだな。
「オタマロ!ヌメラの後ろに隠れて!」
「まろっ!!」
オタマロが放ったバブルこうせんをムチュールがねんりきで操り跳ね返す。
そうやって跳ね返されたバブルこうせんをオタマロはがまんしている最中のヌメラを盾にすることで防いだ。
「このやろっ………!」
作戦とはいえ、流石に自分のポケモンを盾にする戦略はどうなんだろうか。
少なくとも俺は気に入らねぇ。
もともとこのウナギ女が大嫌いなのもあるが、ウナギ女への怒りを静かに燃え上がらせるのであった。
呆れつつも、どこか楽しそうにポケモンバトルに興じるジニア。
まぁ、楽しいのはわかるんだけどさ。
「ムチュール!ヌメラに“てんしのキッス”!」
俺の指示を聞くと、オオタチから飛び降り、ムチュールはヌメラにキスをする。
“がまん”という技は一定の時間、相手の攻撃を耐え続けその間に受けたダメージを倍返しにして返すという技だ。
ゲームでは2ターンの間、行動不能になりその間に受けたダメージを相手に返す技として設定されているノーマルタイプの技。
ゴーストタイプのポケモン相手には効果がない。
しかし、俺たちの手持ちにはゴーストタイプはいないので、このがまんによるダメージは防ぎようがない。
故に状態異常という保険をかけておいた、という訳だ。
「ぬっ……ぬめぇ~…………!」
「まろっ!」
混乱したヌメラをカバーするかのように、オタマロはバブルこうせんを放つ。
そんなオタマロの攻撃を回避するようにしてムチュールはオオタチに飛び乗り、再びオオタチのすばやい動きで2体のポケモンたちを翻弄しつつ、ムチュールが攻撃。
シンプルながらも実に理にかなった戦い方かもしれない。
「ムチュール!ねんりき!」
気がついたら自然にジニアやそのポケモンたちと呼吸が合い、連携がとれている。
不思議だが、なんか懐かしい気もする。
やっぱりこの人は………俺の“先生”なんだな。
「オタマロ!ヌメラの後ろに隠れて!」
「まろっ!!」
オタマロが放ったバブルこうせんをムチュールがねんりきで操り跳ね返す。
そうやって跳ね返されたバブルこうせんをオタマロはがまんしている最中のヌメラを盾にすることで防いだ。
「このやろっ………!」
作戦とはいえ、流石に自分のポケモンを盾にする戦略はどうなんだろうか。
少なくとも俺は気に入らねぇ。
もともとこのウナギ女が大嫌いなのもあるが、ウナギ女への怒りを静かに燃え上がらせるのであった。