1話:ポケモンの世界になりました。
───ユーキド研究所。
「こんにちはー。勇k………ユーキド博士いますかー?」
自動ドアが開き、中に入る。
まず目に飛び込んできたのは天井も床も壁も真っ白なただっ広い空間。
何に使うかもよく分からない機械たち。
そして……………
「「「「「ピッカピカチュウチュウ!ピカチュウチュウ!!」」」」」
ランニングマシンのようなもので発電している電気ネズミ………いやピカチュウたち。
なんっっだこれ……ツッコミ所満載なんだけど。
「やぁ、よく来たね。コドータウンのカツトシ君!」
「いやー……コドータウンに来たの多分、今さっきなんですけど」
ピカチュウたちに困惑しているなか、声をかけてくるのは灰色のスーツに白衣を纏った男………そう、ユーキド博士……勇騎さんだ。
そしてユーキド博士の周りには大量のピカチュウ。
この人どんだけピカチュウ好きなんだよ。ここまで来ると正直怖いぞ。
「ハッハッハッ!
ここに来たということは君も最強のポケモントレーナーになるため旅に出るのだね?」
「いやー、そういうのいいから。
早くゲーム終わらせようよ、なんか壊れてるっぽいし」
「ハッハッハッ!冗談を……」
………なんだろう、ユーキド博士の体にインファイトぶちかましてやりたいんだけど。
て言うか勇騎さんってこんなキャラだっけ?
「いや、だから………」
「ホレ、カツトシ。ここに3びきのポケモンがおるじゃろ?」
「話聞けよ」
ダメだ……こいつ。なんとかしないと。
役にのめりこんでいるのかは知らないけども、全く話を聞こうとしない。
「モンスターボールのなかにポケモンが………あ、仕入れるの忘れてた」
「おい」
ついに頭でもバグったのだろうか、この人。
こんなの孫の名前すら忘れた本家ですらやらねーよ。
「ワシも若いときはバリバリのポケモントレーナーとして腕をならしたもの!
老いぼれた今ではポケモンすら残ってないが、空のモンスターボールならお前にやろう!
これで好きなポケモンを捕まえるんじゃ!」
そういってユーキド博士は空のモンスターボールを俺に押し付けてきた。
ちょっと待て。どゆこと?
今までポケモンシリーズにこんな展開あった?
「いや、空のモンスターボールって………そこは初心者用のポケモンくれるんじゃ………」
20年以上続いたポケモンシリーズ。
旅の最初は博士の研究所で初心者用のポケモン……大体は『ほのおタイプ』、『くさタイプ』、『みずタイプ』の3体のうち1体をもらい旅に出るっていうのがお決まりだ。
だが、このユーキド博士。
何度も言うが空のモンスターボールを押しつけて『自分で捕まえてこい』とぬかしおる。
「甘ったれるな若造が!ポケモンくらい自分で手に入れんかい!!」
「いやいやいやいや!
初代ポケモンでも『ポケモンなしに草むらに入ってはいかん』って言ってるじゃん。
俺にポケモンもなしに草むらに入れと?
明らかに仕入れるの忘れてたこと誤魔化してるだけだよね!?」
はぁ………マジでなんなんだろう、この理不尽。
俺はどんな顔をすればいいの?
「こんにちはー。勇k………ユーキド博士いますかー?」
自動ドアが開き、中に入る。
まず目に飛び込んできたのは天井も床も壁も真っ白なただっ広い空間。
何に使うかもよく分からない機械たち。
そして……………
「「「「「ピッカピカチュウチュウ!ピカチュウチュウ!!」」」」」
ランニングマシンのようなもので発電している電気ネズミ………いやピカチュウたち。
なんっっだこれ……ツッコミ所満載なんだけど。
「やぁ、よく来たね。コドータウンのカツトシ君!」
「いやー……コドータウンに来たの多分、今さっきなんですけど」
ピカチュウたちに困惑しているなか、声をかけてくるのは灰色のスーツに白衣を纏った男………そう、ユーキド博士……勇騎さんだ。
そしてユーキド博士の周りには大量のピカチュウ。
この人どんだけピカチュウ好きなんだよ。ここまで来ると正直怖いぞ。
「ハッハッハッ!
ここに来たということは君も最強のポケモントレーナーになるため旅に出るのだね?」
「いやー、そういうのいいから。
早くゲーム終わらせようよ、なんか壊れてるっぽいし」
「ハッハッハッ!冗談を……」
………なんだろう、ユーキド博士の体にインファイトぶちかましてやりたいんだけど。
て言うか勇騎さんってこんなキャラだっけ?
「いや、だから………」
「ホレ、カツトシ。ここに3びきのポケモンがおるじゃろ?」
「話聞けよ」
ダメだ……こいつ。なんとかしないと。
役にのめりこんでいるのかは知らないけども、全く話を聞こうとしない。
「モンスターボールのなかにポケモンが………あ、仕入れるの忘れてた」
「おい」
ついに頭でもバグったのだろうか、この人。
こんなの孫の名前すら忘れた本家ですらやらねーよ。
「ワシも若いときはバリバリのポケモントレーナーとして腕をならしたもの!
老いぼれた今ではポケモンすら残ってないが、空のモンスターボールならお前にやろう!
これで好きなポケモンを捕まえるんじゃ!」
そういってユーキド博士は空のモンスターボールを俺に押し付けてきた。
ちょっと待て。どゆこと?
今までポケモンシリーズにこんな展開あった?
「いや、空のモンスターボールって………そこは初心者用のポケモンくれるんじゃ………」
20年以上続いたポケモンシリーズ。
旅の最初は博士の研究所で初心者用のポケモン……大体は『ほのおタイプ』、『くさタイプ』、『みずタイプ』の3体のうち1体をもらい旅に出るっていうのがお決まりだ。
だが、このユーキド博士。
何度も言うが空のモンスターボールを押しつけて『自分で捕まえてこい』とぬかしおる。
「甘ったれるな若造が!ポケモンくらい自分で手に入れんかい!!」
「いやいやいやいや!
初代ポケモンでも『ポケモンなしに草むらに入ってはいかん』って言ってるじゃん。
俺にポケモンもなしに草むらに入れと?
明らかに仕入れるの忘れてたこと誤魔化してるだけだよね!?」
はぁ………マジでなんなんだろう、この理不尽。
俺はどんな顔をすればいいの?