1話:ポケモンの世界になりました。
「イヌヌワンッ!」
「「「おぉー………」」」
ヒメもまるでサーカスのピエロの如く、空中で数回回転した後、華麗に着地する。
これには俺もジニアもそれから自分のポケモンたちと遊んでいたノエルも拍手する。
「ばっ、バカな……ボクたちのポケモンが!」
ゲームでよくあるお決まりのリアクション。
それにしても所謂“悪役”ってやつもなかなか板についてる……ていうかむしろノリノリでやってないか?リオの奴。
だってすごくイキイキしてるもん。
「ふぅ………。
それで、ジ……ミミッキュ仮面は戦わないのか?」
「………僕はいいよ。これはダブルバトルだし。
それに、戦わせるの好きじゃないから」
「そっか………」
なんとも素っ気ない態度。
腰のホルダーに装着されているモンスターボールを見るに、どうやらポケモンは持っているもののポケモンバトルは好きではないから戦わないといったご様子だ。
「ま、まだ終わらんぞ………トレーナー共ォォ………!」
「っ!!」
目を回して気絶したロゼリアとサボネアを抱えて、ボロボロのクルスさんが歩いてくる。
まだ手持ちのポケモンがいるのだろうか……
いや、その前にトレーナーであるクルスさんの体力が持たなさそうなんだけど。
───ぽんっ
「なっ!?待て!」
その瞬間、クルスさんの腰のホルダーに装着されていたモンスターボールが勝手に起動し、中からポケモンが飛び出してくる。
それは…………
「嘘…………だろ………?」
2メートルはあるだろう巨体。
熊の着ぐるみを思わせる愛らしい姿。
丸太のような大きく太い腕。
ピンクの頭部に真っ暗なボディ。
そう、ノーマルタイプとかくとうタイプの複合タイプの『危険極まりない』ポケモン………
「くー?」
“着てる熊”?
それとも“奇てる熊”?
いやいや、『キテルグマ』だ。
最悪だ………まさかこんなすぐにこいつが出てくるなんてな。
「「「おぉー………」」」
ヒメもまるでサーカスのピエロの如く、空中で数回回転した後、華麗に着地する。
これには俺もジニアもそれから自分のポケモンたちと遊んでいたノエルも拍手する。
「ばっ、バカな……ボクたちのポケモンが!」
ゲームでよくあるお決まりのリアクション。
それにしても所謂“悪役”ってやつもなかなか板についてる……ていうかむしろノリノリでやってないか?リオの奴。
だってすごくイキイキしてるもん。
「ふぅ………。
それで、ジ……ミミッキュ仮面は戦わないのか?」
「………僕はいいよ。これはダブルバトルだし。
それに、戦わせるの好きじゃないから」
「そっか………」
なんとも素っ気ない態度。
腰のホルダーに装着されているモンスターボールを見るに、どうやらポケモンは持っているもののポケモンバトルは好きではないから戦わないといったご様子だ。
「ま、まだ終わらんぞ………トレーナー共ォォ………!」
「っ!!」
目を回して気絶したロゼリアとサボネアを抱えて、ボロボロのクルスさんが歩いてくる。
まだ手持ちのポケモンがいるのだろうか……
いや、その前にトレーナーであるクルスさんの体力が持たなさそうなんだけど。
───ぽんっ
「なっ!?待て!」
その瞬間、クルスさんの腰のホルダーに装着されていたモンスターボールが勝手に起動し、中からポケモンが飛び出してくる。
それは…………
「嘘…………だろ………?」
2メートルはあるだろう巨体。
熊の着ぐるみを思わせる愛らしい姿。
丸太のような大きく太い腕。
ピンクの頭部に真っ暗なボディ。
そう、ノーマルタイプとかくとうタイプの複合タイプの『危険極まりない』ポケモン………
「くー?」
“着てる熊”?
それとも“奇てる熊”?
いやいや、『キテルグマ』だ。
最悪だ………まさかこんなすぐにこいつが出てくるなんてな。