1話:ポケモンの世界になりました。
「「「「……………」」」」
クルスさんがサボネアといちゃついている(?)間、ここにいる誰しもが困惑した様子で固まる。
まぁ、そうだよな………かなりグダクダだし。
「さっ、サボネア!ワンパチに“ミサイルばり”!」
「サボッ!」
しかし、その沈黙はクルスさんのサボネアの攻撃により破られる。
サボネアはクルスさんから離れると飛び上がり、両腕から針の形をした無数のエネルギー体をヒメ目掛けて放つ。
その針は名前の通り、ミサイルのようにヒメに迫る。
「やべっ………!ヒメ!かわして“しっぽをふる”攻撃!」
「イヌヌワンッ!」
ゲームというか……アニメさながらのバトルだこれは。
ちゃんとしたゲームとしてプレイ出来てたら盛り上がってたんだろうなコレ。
だが、今はそうも言ってられねぇ。
───まずは攻撃に備えて、相手を油断させその防御力を奪う。
防御を下げれば攻撃が多少は通りやすくなる。
ヒメはミサイルばりの攻撃を素早い動きで回避し…………
「わんわん!」
………可愛らしくしっぽをふる。
この『しっぽをふる』という技。
可愛らしくしっぽをふることで相手を油断させ相手の防御力をさげる技なのだ。
つまりは攻撃技ではなく、相手の能力の変化を促す補助技だ。
しかし…………
「へ?」
なにやら技が決まった瞬間、ひらがなの『し』『っ』『ぽ』『を』『ふ』『る』の文字がゲームのエフェクトとして現れ、空間に刻まれる。
《Shippo wo Huru……》
どこからともなく響き渡った天の声と共に、ゲームさながらのカットイン演出が入る。
現実の世界ではあり得ない、ゲームさながらの演出だろうか?
でも…………………。
「なんで…………
なんで“しっぽをふる”にカットイン演出いれたんだよぉぉぉぉぉぉ!!!」
なにが『Shippo wo Huru』だよ!
どんだけネイティブ並みの発音でかっこつけてもヒメはただわんわん言ってしっぽ振ってるだけだからねコレ!!
なにこれ!?嫌がらせ!?
クルスさんがサボネアといちゃついている(?)間、ここにいる誰しもが困惑した様子で固まる。
まぁ、そうだよな………かなりグダクダだし。
「さっ、サボネア!ワンパチに“ミサイルばり”!」
「サボッ!」
しかし、その沈黙はクルスさんのサボネアの攻撃により破られる。
サボネアはクルスさんから離れると飛び上がり、両腕から針の形をした無数のエネルギー体をヒメ目掛けて放つ。
その針は名前の通り、ミサイルのようにヒメに迫る。
「やべっ………!ヒメ!かわして“しっぽをふる”攻撃!」
「イヌヌワンッ!」
ゲームというか……アニメさながらのバトルだこれは。
ちゃんとしたゲームとしてプレイ出来てたら盛り上がってたんだろうなコレ。
だが、今はそうも言ってられねぇ。
───まずは攻撃に備えて、相手を油断させその防御力を奪う。
防御を下げれば攻撃が多少は通りやすくなる。
ヒメはミサイルばりの攻撃を素早い動きで回避し…………
「わんわん!」
………可愛らしくしっぽをふる。
この『しっぽをふる』という技。
可愛らしくしっぽをふることで相手を油断させ相手の防御力をさげる技なのだ。
つまりは攻撃技ではなく、相手の能力の変化を促す補助技だ。
しかし…………
「へ?」
なにやら技が決まった瞬間、ひらがなの『し』『っ』『ぽ』『を』『ふ』『る』の文字がゲームのエフェクトとして現れ、空間に刻まれる。
《Shippo wo Huru……》
どこからともなく響き渡った天の声と共に、ゲームさながらのカットイン演出が入る。
現実の世界ではあり得ない、ゲームさながらの演出だろうか?
でも…………………。
「なんで…………
なんで“しっぽをふる”にカットイン演出いれたんだよぉぉぉぉぉぉ!!!」
なにが『Shippo wo Huru』だよ!
どんだけネイティブ並みの発音でかっこつけてもヒメはただわんわん言ってしっぽ振ってるだけだからねコレ!!
なにこれ!?嫌がらせ!?