1話:ポケモンの世界になりました。
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「…………ポケモン図鑑あったかー?」
「なーい………」
ここはユーキド研究所………の跡地。
荒ぶったユーキド博士がシャドーボールで吹っ飛ばし、廃墟となった場所。
俺たちは瓦礫をひとつひとつどかしながら、本来ならこの施設でもらえたはずの『ポケモン図鑑』を探している。
ポケモン図鑑とは捕まえたポケモンを記録していくアイテムであり、全てのポケモンを捕獲し、ポケモン図鑑を完成させることがポケモンというゲームの目的のひとつである。
だけど…………博士が破壊した研究所の跡地からポケモン図鑑を探すってどんなゲームだよ!
「しっかし……」
これだけの騒動だ。
外は大騒ぎ。早くしないと今度はジュンサーさんにしょっぴかれてしまう。
しかし、NPCにそこまでプログラムしているとは。
本当にゲームの駒駒 なのか疑わしくなってくる。
あまりに精巧に作られている。
さっき会ったやまおとこやジョーイさんともちゃんと会話もできているしな。
そう考えると……この世界にいる俺たちもまた意識があると思い込んでいるだけで本当はここの住人と同じゲームの駒なのではないのか?
………そんな邪推すらしてしまう。
「ち………ちりーーん………!」
瓦礫を持ち上げるジニアのチリーン。
その風鈴のような小さな体を持つチリーンがねんりきを使い、瓦礫を持ち上げてくれる。
そして他の瓦礫をヒメとオオタチ、それからエルフーンが協力してどけていく。
そして俺たちも自分たちが持てる範囲で瓦礫を持ち上げどかしてはポケモン図鑑を探す。
「なぁ、勝利よぉ………あの大バカ野郎(ユーキド博士)が持ってったってことねぇか?」
「…………ありそうだから困る」
時計すらない以上、今が何時でどれだけの時間ポケモン図鑑を探したかは分からない。
しかしポケモン図鑑が見つからない。
俺たちもポケモンたちも疲弊しており、しかも下手したらしょっぴかれる。
少し不安になってきたな…………。いっそポケモン図鑑はあきらめるか?
「…………ポケモン図鑑あったかー?」
「なーい………」
ここはユーキド研究所………の跡地。
荒ぶったユーキド博士がシャドーボールで吹っ飛ばし、廃墟となった場所。
俺たちは瓦礫をひとつひとつどかしながら、本来ならこの施設でもらえたはずの『ポケモン図鑑』を探している。
ポケモン図鑑とは捕まえたポケモンを記録していくアイテムであり、全てのポケモンを捕獲し、ポケモン図鑑を完成させることがポケモンというゲームの目的のひとつである。
だけど…………博士が破壊した研究所の跡地からポケモン図鑑を探すってどんなゲームだよ!
「しっかし……」
これだけの騒動だ。
外は大騒ぎ。早くしないと今度はジュンサーさんにしょっぴかれてしまう。
しかし、NPCにそこまでプログラムしているとは。
本当にゲームの駒
あまりに精巧に作られている。
さっき会ったやまおとこやジョーイさんともちゃんと会話もできているしな。
そう考えると……この世界にいる俺たちもまた意識があると思い込んでいるだけで本当はここの住人と同じゲームの駒なのではないのか?
………そんな邪推すらしてしまう。
「ち………ちりーーん………!」
瓦礫を持ち上げるジニアのチリーン。
その風鈴のような小さな体を持つチリーンがねんりきを使い、瓦礫を持ち上げてくれる。
そして他の瓦礫をヒメとオオタチ、それからエルフーンが協力してどけていく。
そして俺たちも自分たちが持てる範囲で瓦礫を持ち上げどかしてはポケモン図鑑を探す。
「なぁ、勝利よぉ………あの大バカ野郎(ユーキド博士)が持ってったってことねぇか?」
「…………ありそうだから困る」
時計すらない以上、今が何時でどれだけの時間ポケモン図鑑を探したかは分からない。
しかしポケモン図鑑が見つからない。
俺たちもポケモンたちも疲弊しており、しかも下手したらしょっぴかれる。
少し不安になってきたな…………。いっそポケモン図鑑はあきらめるか?