1話:ポケモンの世界になりました。
「これもあんたの仕業か!?
勇騎さんがああなったのは………!!」
俺は思わずジニアに掴みかかる。
しかしジニアは顔色ひとつ変えずに冷静に答える。
「待て待て………こっちもわけわかんねぇまま来てるんだよ。
急に視界が光ったと思ったらここにいた。
他の仲間の居場所もわかんねぇし、ドライバーだって持ち込めてねぇんだ」
「あんたを信じると思うか!?」
「………信じるも信じないも。
俺たちがこうやって争ってる暇なんざねぇと思うけどな?」
ジニアの言葉に辺りを見回せば回りにはピカチュウの大群。
「「「ピィィィカァァァァ…………!」」」
「「あ………ちゃーす………」」
ピカチュウたちは臨戦状態。
体に電撃を迸らせ俺たちを睨み付ける。
これはヤバいやつだ。
俺とジニアはふたりして冷や汗を流す。
「逃げるぞ!!」
電撃を迸らせたピカチュウたちが一斉に飛び上がると、ジニアは俺の手を掴み駆け出す。
普段のジニアなら逃げるどころか返り討ちにするはずなのに何故だろうか?
「どうして逃げるんだよ?
あんたならミュウツーだとかデオキシスとかそういう強い系のポケモン持ってんだろ!!
それでピカチュウなんかボコボコにできるんだろ!?」
そうだ、この男はいつだってそう。
いつでも桁違いに強い力を持ってて、その力で俺たちの束ねた力を否定し続ける。
そのせいで俺たちは肉体的にも精神的にもすり減ってしまった。
でも戦わなければ俺たちの世界を救えない。
どうせ今回だってそういう強いポケモンを………
「バカ言うんじゃねぇ。
俺の手持ちはな……
俺の手持ちは…………」
するとジニアは草むらに隠れ、モンスターボールからポケモンを出してこちらを向くのであった。
「…………メスのオオタチのノアールちゃんだ☆」
「おおた~っ」
「は?」
ポケモンを抱えてはにかむジニア。
ポケモンもつぶらな瞳をこちらに向けてくる。
白と茶色の毛皮。
長い胴体。
いたちのような姿。
なんていうか……かわいい。
ジニアには似合わないくらいには。
「なんで………そんなかわいいの選んだんだよォォォォォォ!!!」
勇騎さんがああなったのは………!!」
俺は思わずジニアに掴みかかる。
しかしジニアは顔色ひとつ変えずに冷静に答える。
「待て待て………こっちもわけわかんねぇまま来てるんだよ。
急に視界が光ったと思ったらここにいた。
他の仲間の居場所もわかんねぇし、ドライバーだって持ち込めてねぇんだ」
「あんたを信じると思うか!?」
「………信じるも信じないも。
俺たちがこうやって争ってる暇なんざねぇと思うけどな?」
ジニアの言葉に辺りを見回せば回りにはピカチュウの大群。
「「「ピィィィカァァァァ…………!」」」
「「あ………ちゃーす………」」
ピカチュウたちは臨戦状態。
体に電撃を迸らせ俺たちを睨み付ける。
これはヤバいやつだ。
俺とジニアはふたりして冷や汗を流す。
「逃げるぞ!!」
電撃を迸らせたピカチュウたちが一斉に飛び上がると、ジニアは俺の手を掴み駆け出す。
普段のジニアなら逃げるどころか返り討ちにするはずなのに何故だろうか?
「どうして逃げるんだよ?
あんたならミュウツーだとかデオキシスとかそういう強い系のポケモン持ってんだろ!!
それでピカチュウなんかボコボコにできるんだろ!?」
そうだ、この男はいつだってそう。
いつでも桁違いに強い力を持ってて、その力で俺たちの束ねた力を否定し続ける。
そのせいで俺たちは肉体的にも精神的にもすり減ってしまった。
でも戦わなければ俺たちの世界を救えない。
どうせ今回だってそういう強いポケモンを………
「バカ言うんじゃねぇ。
俺の手持ちはな……
俺の手持ちは…………」
するとジニアは草むらに隠れ、モンスターボールからポケモンを出してこちらを向くのであった。
「…………メスのオオタチのノアールちゃんだ☆」
「おおた~っ」
「は?」
ポケモンを抱えてはにかむジニア。
ポケモンもつぶらな瞳をこちらに向けてくる。
白と茶色の毛皮。
長い胴体。
いたちのような姿。
なんていうか……かわいい。
ジニアには似合わないくらいには。
「なんで………そんなかわいいの選んだんだよォォォォォォ!!!」