2話:魔法少女としてがんばります!……ってどおしてだよォォ!!
《Install “Sword”》
ドラゴンのお姉さん………いや、ここからは『ユライト』と呼ぼう。
響き渡るガイダンスボイスと共にユライトの左腕に装着されるバックラー。
そして左腕は青白い刀身を持つ剣に変化する。
雷の煌めきを纏う、その姿はまさに“孤高の姫騎士”。
彼女は腕ごと変化した剣を構え、歩みを進める。
彼女のターゲットは………リベルアシッドスマッシュ。
「待っ………て!」
彼女を止めようとするが体は動いてくれない。
声もまともに出せない。
このままじゃ……このままじゃ勇騎さんが!
「バイカイザー!ヘルブロス!やれ!!」
《エレキスチーム!》《エレキスチーム!》
《フルボトル!》《フルボトル!》
《ファンキーショット!》《ファンキーショット!》
来栖さんの命令と共に、バイカイザーとヘルブロスは各々のライフル型武器にフルボトルと呼ばれるアイテムを装填し、バルブを回転させる。
そして飛び上がり、ユライトを挟み込むようにして電撃を纏った弾丸を放つ。
しかし…………
「……………」
「「なっ!?」」
「「!?!?」」
───突如として鳴り響く雷鳴。
視界を真っ白に染め上げる稲光。
それらがバイカイザーとヘルブロスが放った弾丸を打ち落とし、更にはその電撃がバイカイザーとヘルブロスに炸裂する。
バイカイザーとヘルブロスはまるでショートしたかのように火花を散らしながら地面に叩きつけられると機能停止。
それから間もなく爆発四散した。
「ばっ、バカなっ!?バイカイザーとヘルブロスがこんなにも呆気なく………!」
「“雷光”の異名を持つ私にそんな電撃効くわけないでしょ」
「や、やれリベルアシッドスマッシュ!!」
ライダーシステムと双璧を成すカイザーシステムの完成形である二体の兵器たちも規格外の存在の前にはただのガラクタだ。
すっかり怖じ気づいたアシッドローグはリベルアシッドスマッシュに攻撃命令を下す。
リベルアシッドスマッシュはリベルライザーからの専用武装である剣『リベルガンブレード』を構えるとユライト目掛けて駆け出していく。
「あ、あぁ…………!っ!ゴホッゴホッ!
ゆ………勇騎、さん…………!」
────行っちゃだめだ!
俺は必死に叫ぼうとするが、声もまともに出せず咳き込んでしまう有り様。
しかし、そんな俺の想いに反するかのようにふたりは戦いを始めるのであった。
ドラゴンのお姉さん………いや、ここからは『ユライト』と呼ぼう。
響き渡るガイダンスボイスと共にユライトの左腕に装着されるバックラー。
そして左腕は青白い刀身を持つ剣に変化する。
雷の煌めきを纏う、その姿はまさに“孤高の姫騎士”。
彼女は腕ごと変化した剣を構え、歩みを進める。
彼女のターゲットは………リベルアシッドスマッシュ。
「待っ………て!」
彼女を止めようとするが体は動いてくれない。
声もまともに出せない。
このままじゃ……このままじゃ勇騎さんが!
「バイカイザー!ヘルブロス!やれ!!」
《エレキスチーム!》《エレキスチーム!》
《フルボトル!》《フルボトル!》
《ファンキーショット!》《ファンキーショット!》
来栖さんの命令と共に、バイカイザーとヘルブロスは各々のライフル型武器にフルボトルと呼ばれるアイテムを装填し、バルブを回転させる。
そして飛び上がり、ユライトを挟み込むようにして電撃を纏った弾丸を放つ。
しかし…………
「……………」
「「なっ!?」」
「「!?!?」」
───突如として鳴り響く雷鳴。
視界を真っ白に染め上げる稲光。
それらがバイカイザーとヘルブロスが放った弾丸を打ち落とし、更にはその電撃がバイカイザーとヘルブロスに炸裂する。
バイカイザーとヘルブロスはまるでショートしたかのように火花を散らしながら地面に叩きつけられると機能停止。
それから間もなく爆発四散した。
「ばっ、バカなっ!?バイカイザーとヘルブロスがこんなにも呆気なく………!」
「“雷光”の異名を持つ私にそんな電撃効くわけないでしょ」
「や、やれリベルアシッドスマッシュ!!」
ライダーシステムと双璧を成すカイザーシステムの完成形である二体の兵器たちも規格外の存在の前にはただのガラクタだ。
すっかり怖じ気づいたアシッドローグはリベルアシッドスマッシュに攻撃命令を下す。
リベルアシッドスマッシュはリベルライザーからの専用武装である剣『リベルガンブレード』を構えるとユライト目掛けて駆け出していく。
「あ、あぁ…………!っ!ゴホッゴホッ!
ゆ………勇騎、さん…………!」
────行っちゃだめだ!
俺は必死に叫ぼうとするが、声もまともに出せず咳き込んでしまう有り様。
しかし、そんな俺の想いに反するかのようにふたりは戦いを始めるのであった。