2話:魔法少女としてがんばります!……ってどおしてだよォォ!!

「さて………力を貸して貰おうか。エターナル」


《エターナル!》


左腕にカプセルホルダーが自動で装着されると、ディスペアーはカプセルを起動し、カプセルホルダーに装填する。



「………ジョーカー」


《ジョーカー!》


もう1本カプセルのカプセルも起動し、カプセルホルダーに装填。

二本のカプセルが揃うことで、共鳴し白と黒の光を放つ。



ディスペアーはその2本のカプセルをエクスライザーを読み込ませ………





「我が身は“剣”………“永遠の切札”……!」



《デュアルフュージョン!ディスペアー!ネバーエンドジェスター!》

《絶望の剣!我こそが永遠の切札!》



奴は胸の前でエクスライザーのトリガーを引く。

エクスライザーから放たれた刻印がディスペアーの体に刻まれると、白と黒の“力の奔流”が奴の体を包む。



奴の体は白と黒の装甲に包まれていき………




「ふんっ………!」


やがて奴を包んでいた光が弾け飛ぶ。



その中から現れたのは………


右半身に白い装甲と青い炎の模様、
左半身に黒い装甲と紫の炎の模様。

その全身にはガイアメモリを装填する“マキシマムスロット”がコンバットベルトのごとく巻き付けられており、それを隠すかの如くマントを羽織っている。

そして角は5本に増えており、
複眼は右が黄色、左は紫となっている。



「マジかよ………!」


エターナルさんとジョーカーさん……
ふたりの先輩ライダーの力をその身に宿したディスペアー。



ただでさえ凶悪な力を持っているライダーが更に凶悪な力を宿すとは…………




俺はクロスカリバーを握りしめながら仮面の下で汗が伝うのを感じていた。
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