2話:魔法少女としてがんばります!……ってどおしてだよォォ!!
────CROSS SIDE────
「ナカムラ!クロハラ!篠原!………っ!」
───奴らは………幹部たちは強すぎた。
しかも幹部の中にはあのディケイドさんまでいる。
たったの数分でホープとイージス、アインが変身解除されてしまった。
ギンガ擬きに一方的に攻撃されているローズ………村瀬のサポートに行きたいのだが、この俺、赤津将も目の前の“絶望の担い手”………ディスペアーに苦戦を強いられていた。
それにしても……コイツ、はじめて出会った頃より明らかに強くなっている。
これも成長というやつだろうか。
「どうした………?その程度か?」
奴の深紅の剣による連撃をアストロハンドを換装させたアストロブレードで対処するが、防戦一方になってしまっている。
「くっ………!アストロハンド!アストロランチャー!!」
左腕を三口のランチャーが取り付けられた武装……アストロランチャーに換装すると奴の至近距離から砲撃を放つ。
「ぐっ…………!」
砲撃を至近距離から受ければ流石のディスペアーも大きく仰け反る。
しかし、すぐに体制を建て直し剣にガイアメモリを装填する。
《SCREAM!MAXIMUM-DRIVE!!》
解放される“絶叫”の記憶。
深紅の刃が高速で振動すると超高周波が放たれる。
「ぐぅぅっ…………!」
このお嬢ちゃん………こんなメモリまで持ってやがったとは。
こりゃあ呼道も苦戦する訳だ。
放たれた超高周波による一撃に装甲までもがズタズタにされていく中、俺はドライバーを付け替える。
“クロスドライバーX”。
これが俺のもうひとつのドライバー。
───そして、俺の原点 だ。
《仮面ライダークロス!》
「これが俺の“オリジン”だ!変身!!」
《覚醒!クロスオリジン!!》
そして、クロスドライバーXに専用アイテムであるアンプル型アイテム『クロススティンガー』を装填すると、俺の体はメカニカルかつシンプルな見た目のライダー、俺だけのクロス……『クロスオリジン』へと姿を変える。
「クロスカリバー!」
そして、俺はクロスドライバーを思わせる装飾があしらわれた剣、クロスカリバーを召喚。
それを振るい、その剣風で奴の高周波を払いのける。
「なに………?」
流石に奴も剣風だけでスクリームのマキシマムを破られるとは思っていなかったようだ。
俺は困惑する奴を余所に更に攻撃を続ける。
《エグゼイド!クリティカルカリバー!》
鍔のスロットに先輩ライダー……エグゼイドさんのライダーアンプルを装填。
ガイダンスボイスと共に極彩色のエネルギーが刀身に宿り………
「仮面ライダー…………
なめてんじゃねぇぞ………!はぁぁっ!!」
一気に振り下ろすと極彩色の光刃が奴を切り裂き、爆炎に包まれた。
しかし………
「………どうした?もう終わりか?」
爆炎を払いのけ、現れるディスペアー。
爆炎を背にこちらを睨み付けるその黒き姿はまさに絶望をもたらす悪魔。
だが、俺もそんな悪魔に怖じ気づいている暇などない。
クロスカリバーを握りしめ、構え直すと奴を一瞥する。
「これで…………気兼ねなくこいつのテストができそうだ」
そして、ディスペアーは椿や他のRe:BUILDの幹部たちが持っていたあのアイテム………“エクスライザー”を取り出した。
───そう、ここから“真の絶望”が………
いや“絶望”という言葉すらも陳腐に感じられるような“地獄”が訪れようとしていた。
「ナカムラ!クロハラ!篠原!………っ!」
───奴らは………幹部たちは強すぎた。
しかも幹部の中にはあのディケイドさんまでいる。
たったの数分でホープとイージス、アインが変身解除されてしまった。
ギンガ擬きに一方的に攻撃されているローズ………村瀬のサポートに行きたいのだが、この俺、赤津将も目の前の“絶望の担い手”………ディスペアーに苦戦を強いられていた。
それにしても……コイツ、はじめて出会った頃より明らかに強くなっている。
これも成長というやつだろうか。
「どうした………?その程度か?」
奴の深紅の剣による連撃をアストロハンドを換装させたアストロブレードで対処するが、防戦一方になってしまっている。
「くっ………!アストロハンド!アストロランチャー!!」
左腕を三口のランチャーが取り付けられた武装……アストロランチャーに換装すると奴の至近距離から砲撃を放つ。
「ぐっ…………!」
砲撃を至近距離から受ければ流石のディスペアーも大きく仰け反る。
しかし、すぐに体制を建て直し剣にガイアメモリを装填する。
《SCREAM!MAXIMUM-DRIVE!!》
解放される“絶叫”の記憶。
深紅の刃が高速で振動すると超高周波が放たれる。
「ぐぅぅっ…………!」
このお嬢ちゃん………こんなメモリまで持ってやがったとは。
こりゃあ呼道も苦戦する訳だ。
放たれた超高周波による一撃に装甲までもがズタズタにされていく中、俺はドライバーを付け替える。
“クロスドライバーX”。
これが俺のもうひとつのドライバー。
───そして、俺の
《仮面ライダークロス!》
「これが俺の“オリジン”だ!変身!!」
《覚醒!クロスオリジン!!》
そして、クロスドライバーXに専用アイテムであるアンプル型アイテム『クロススティンガー』を装填すると、俺の体はメカニカルかつシンプルな見た目のライダー、俺だけのクロス……『クロスオリジン』へと姿を変える。
「クロスカリバー!」
そして、俺はクロスドライバーを思わせる装飾があしらわれた剣、クロスカリバーを召喚。
それを振るい、その剣風で奴の高周波を払いのける。
「なに………?」
流石に奴も剣風だけでスクリームのマキシマムを破られるとは思っていなかったようだ。
俺は困惑する奴を余所に更に攻撃を続ける。
《エグゼイド!クリティカルカリバー!》
鍔のスロットに先輩ライダー……エグゼイドさんのライダーアンプルを装填。
ガイダンスボイスと共に極彩色のエネルギーが刀身に宿り………
「仮面ライダー…………
なめてんじゃねぇぞ………!はぁぁっ!!」
一気に振り下ろすと極彩色の光刃が奴を切り裂き、爆炎に包まれた。
しかし………
「………どうした?もう終わりか?」
爆炎を払いのけ、現れるディスペアー。
爆炎を背にこちらを睨み付けるその黒き姿はまさに絶望をもたらす悪魔。
だが、俺もそんな悪魔に怖じ気づいている暇などない。
クロスカリバーを握りしめ、構え直すと奴を一瞥する。
「これで…………気兼ねなくこいつのテストができそうだ」
そして、ディスペアーは椿や他のRe:BUILDの幹部たちが持っていたあのアイテム………“エクスライザー”を取り出した。
───そう、ここから“真の絶望”が………
いや“絶望”という言葉すらも陳腐に感じられるような“地獄”が訪れようとしていた。