2話:魔法少女としてがんばります!……ってどおしてだよォォ!!
────AEGIS SIDE───
「ノゾミっ!!」
「余所見している場合か!」
ノゾミの身を案じるこの私を刃で斬りつけてくる破壊者・ディケイド。
ここからの語り部は仮面ライダーイージスこと私、セッテ・クロハラがつとめます。よろしくね。
眼前に立ちはだかる“この男”は、記録によると様々な世界を旅して時には立ちはだかるライダー全てを“破壊”し時には世界を救った救世主となった伝説の戦士であり、誰が呼んだのか“世界の破壊者”という異名まである。
そんな破壊者=ディケイドの能力はその多彩な多段変身にある。
《KAMEN RIDE……EX-AID!》
《マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション!X!》
バックルのサイドハンドルを開き、取り出したカードを装填しサイドハンドルを閉める。
これによりカードの2次元データを3次元に変換し、その力を纏うことで別のライダーに変身する。
これがディケイドの能力である『カメンライド』。
そして今はショッキングピンクが眩しい、風になびいているような前髪と複眼ではなく目玉が特徴的なライダーらしからぬ容姿のライダー『エグゼイド』の姿となった。
《ガシャコンブレイカー!》
そしてディケイドが変身したエグゼイド擬き……通称ディケイドエグゼイドはエグゼイドの専用武器である槌にも剣にもなる武装、『ガシャコンブレイカー』を装備して更に私に斬りかかる。
私もイージスソードで応戦するが防戦一方になってしまう。
「俺を忘れてもらっちゃ困るぜ!」
《Form change:……“Byakko”》
黄色のボディに黒いマフラー。
胸にたすき掛けしている黒い帯。
手首周辺の黒い縞模様。
電撃を帯びた幻獣・白虎を模した姿となったアイン………アイン・ビャッコフォームが虎の刻印が施された二丁拳銃『白虎銃・アインガン』により電撃を帯びた弾丸を放つ。
「遅い………!」
しかしディケイドエグゼイドはその全てを最低限の動きでかわしていく。
「ちっ………!セッテ!」
「わかった……!」
《Clock up!》
私もクロックアップを発動させ、超加速。
アインと共に超高速の世界に突入する。
「………やるじゃないか」
流石のディケイドエグゼイドも超高速の世界からの攻撃を受け続ける………が
《Attack Ride Mirage!》
ディケイドエグゼイドは私たちの攻撃をいなしつつサイドハンドルを展開し、新たなカードを取り出す。
そしてカードを装填し、サイドハンドルを閉じる。
その瞬間………私のクロックアップが解除され、アインの姿がビャッコフォームからスタンダードフォームへと戻ってしまった。
「なっ!?」
「何が起こったの!?」
《マッスル化!》
「「うっ!!」」
突然の異変に狼狽える私たちに容赦なく重い一撃を放つ。
何メートルも吹っ飛ばされる私たち。
「俺たちの攻撃とフォームチェンジが無効化された………?」
「いいカードだろう?ジニアのお手製らしくてな。
相手の直前に放った攻撃や特殊能力、フォームチェンジからありとあらゆるものを無力化 できる」
これは“余裕”というやつだろうか。
わざわざあのカード………『アタックライド・ミラージュ』の効果の説明をしてくるディケイドエグゼイド。
どうやらあのカードは直前に放ったものなら私たちの攻撃から必殺技、特殊能力、フォームチェンジに至る何から何までの行動全てを無効化することができるようだ。
でも…………
「そんなの聞いた所で………何の対策も打てないじゃない………っ!」
「ノゾミっ!!」
「余所見している場合か!」
ノゾミの身を案じるこの私を刃で斬りつけてくる破壊者・ディケイド。
ここからの語り部は仮面ライダーイージスこと私、セッテ・クロハラがつとめます。よろしくね。
眼前に立ちはだかる“この男”は、記録によると様々な世界を旅して時には立ちはだかるライダー全てを“破壊”し時には世界を救った救世主となった伝説の戦士であり、誰が呼んだのか“世界の破壊者”という異名まである。
そんな破壊者=ディケイドの能力はその多彩な多段変身にある。
《KAMEN RIDE……EX-AID!》
《マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション!X!》
バックルのサイドハンドルを開き、取り出したカードを装填しサイドハンドルを閉める。
これによりカードの2次元データを3次元に変換し、その力を纏うことで別のライダーに変身する。
これがディケイドの能力である『カメンライド』。
そして今はショッキングピンクが眩しい、風になびいているような前髪と複眼ではなく目玉が特徴的なライダーらしからぬ容姿のライダー『エグゼイド』の姿となった。
《ガシャコンブレイカー!》
そしてディケイドが変身したエグゼイド擬き……通称ディケイドエグゼイドはエグゼイドの専用武器である槌にも剣にもなる武装、『ガシャコンブレイカー』を装備して更に私に斬りかかる。
私もイージスソードで応戦するが防戦一方になってしまう。
「俺を忘れてもらっちゃ困るぜ!」
《Form change:……“Byakko”》
黄色のボディに黒いマフラー。
胸にたすき掛けしている黒い帯。
手首周辺の黒い縞模様。
電撃を帯びた幻獣・白虎を模した姿となったアイン………アイン・ビャッコフォームが虎の刻印が施された二丁拳銃『白虎銃・アインガン』により電撃を帯びた弾丸を放つ。
「遅い………!」
しかしディケイドエグゼイドはその全てを最低限の動きでかわしていく。
「ちっ………!セッテ!」
「わかった……!」
《Clock up!》
私もクロックアップを発動させ、超加速。
アインと共に超高速の世界に突入する。
「………やるじゃないか」
流石のディケイドエグゼイドも超高速の世界からの攻撃を受け続ける………が
《Attack Ride Mirage!》
ディケイドエグゼイドは私たちの攻撃をいなしつつサイドハンドルを展開し、新たなカードを取り出す。
そしてカードを装填し、サイドハンドルを閉じる。
その瞬間………私のクロックアップが解除され、アインの姿がビャッコフォームからスタンダードフォームへと戻ってしまった。
「なっ!?」
「何が起こったの!?」
《マッスル化!》
「「うっ!!」」
突然の異変に狼狽える私たちに容赦なく重い一撃を放つ。
何メートルも吹っ飛ばされる私たち。
「俺たちの攻撃とフォームチェンジが無効化された………?」
「いいカードだろう?ジニアのお手製らしくてな。
相手の直前に放った攻撃や特殊能力、フォームチェンジからありとあらゆるものを
これは“余裕”というやつだろうか。
わざわざあのカード………『アタックライド・ミラージュ』の効果の説明をしてくるディケイドエグゼイド。
どうやらあのカードは直前に放ったものなら私たちの攻撃から必殺技、特殊能力、フォームチェンジに至る何から何までの行動全てを無効化することができるようだ。
でも…………
「そんなの聞いた所で………何の対策も打てないじゃない………っ!」