2話:魔法少女としてがんばります!……ってどおしてだよォォ!!
「………大丈夫、大丈夫だから…………」
「うん………うんっ………!」
セッテが私の背中をさする。
暖かい手の感触。
まるで私の不安をその手で祓うかのように。
そのぬくもりが更に涙を誘う。
私はセッテの胸に飛び込み、彼女にしがみつくと嗚咽を漏らす。
「ノゾミ………気持ちはわかるけどよ……」
「輝、今はそっとしといてやろう」
輝くんと勇騎さんの声が聞こえる。
あぁ、輝くんは今、困った顔をしているのだろうか。
「確かに、輝くんのいうとおりだよね………」
──そうだ。泣いている場合じゃない。
私はセッテから離れると涙を拭う。
「心配すんな、ナカムラ、それからクロハラ……。
世界は離れているが………
こないだも色々あったが………俺たちもお前たちの仲間だ。
少しは信頼しろよな」
私の不安を拭うように将さんは私に微笑みかける。
そうだよね。
世界は離れてても私たちは仲間………同じ苦悩を背負った仮面ライダーだもんね。
「それにプリティ☆のぞみんかわいいし!」
「はぁ!?」
続いて理緒が重苦しい空気を壊すように口を開く。
たしかに少し空気は和んでるよ?
でもその名前を口にするなぁぁぁぁぁ!!
「ホントかわいいもん!羨ましいなぁ~……
魔法少女は女の子の憧れだよ??」
「………あのさぁ、理緒。
そこまで言うなら理緒が変身する?
『プリティ☆りおたん』に」
「えっ!?いいの!?」
はぁ、とため息をつき、私は勝利くんから借りたエクスライザーとカプセルホルダー、ポッピーカプセルとウィザードカプセルを差し出す。
すると理緒は顔を紅潮させながら目を輝かせる。
なんでそんなに嬉しそうなの!?
そんな疑問はさておき、私は理緒に装備一式を渡す。
「えへへ……これでボクも魔法少女かぁ~~……
……魔法少女!プリティ☆りおたん!
みんなに希望を届けるよっ!」
装備を見て妄想を開始すると理緒はドヤ顔をしながら決め台詞をいい放つ。
うーん……イタイとは言わないけどさ………
あんたが想像してるそれは多分魔法少女じゃないから!!
「うん………うんっ………!」
セッテが私の背中をさする。
暖かい手の感触。
まるで私の不安をその手で祓うかのように。
そのぬくもりが更に涙を誘う。
私はセッテの胸に飛び込み、彼女にしがみつくと嗚咽を漏らす。
「ノゾミ………気持ちはわかるけどよ……」
「輝、今はそっとしといてやろう」
輝くんと勇騎さんの声が聞こえる。
あぁ、輝くんは今、困った顔をしているのだろうか。
「確かに、輝くんのいうとおりだよね………」
──そうだ。泣いている場合じゃない。
私はセッテから離れると涙を拭う。
「心配すんな、ナカムラ、それからクロハラ……。
世界は離れているが………
こないだも色々あったが………俺たちもお前たちの仲間だ。
少しは信頼しろよな」
私の不安を拭うように将さんは私に微笑みかける。
そうだよね。
世界は離れてても私たちは仲間………同じ苦悩を背負った仮面ライダーだもんね。
「それにプリティ☆のぞみんかわいいし!」
「はぁ!?」
続いて理緒が重苦しい空気を壊すように口を開く。
たしかに少し空気は和んでるよ?
でもその名前を口にするなぁぁぁぁぁ!!
「ホントかわいいもん!羨ましいなぁ~……
魔法少女は女の子の憧れだよ??」
「………あのさぁ、理緒。
そこまで言うなら理緒が変身する?
『プリティ☆りおたん』に」
「えっ!?いいの!?」
はぁ、とため息をつき、私は勝利くんから借りたエクスライザーとカプセルホルダー、ポッピーカプセルとウィザードカプセルを差し出す。
すると理緒は顔を紅潮させながら目を輝かせる。
なんでそんなに嬉しそうなの!?
そんな疑問はさておき、私は理緒に装備一式を渡す。
「えへへ……これでボクも魔法少女かぁ~~……
……魔法少女!プリティ☆りおたん!
みんなに希望を届けるよっ!」
装備を見て妄想を開始すると理緒はドヤ顔をしながら決め台詞をいい放つ。
うーん……イタイとは言わないけどさ………
あんたが想像してるそれは多分魔法少女じゃないから!!