2話:魔法少女としてがんばります!……ってどおしてだよォォ!!
────
次の日。
私とセッテ、それから比較的軽傷で済んだ理緒の3人で交代で昨日の戦いで負傷した勝利くんと勇騎さんの看病をしながら、BATTLERの店番をやっていた。
どうも。ノゾミ・ナカムラです。
……って、私は誰に向かってはなしているのだろう?
「なぁなぁ!孟!亨多!
これ、ヤバくね!?魔法少女プリティ☆のぞみん!
カワイイしスタイルもいいし!
しかもコスチュームミニスカートだからパンツ丸見え!!
しかも語尾『だっちゃ』だぜ~!」
『『オホーーーーー!!生のぞみん見てェェェェェェェェ!!』』
「変身前はクソ程にも色気ねぇのに変身したらダイナマイトボディだぜ!
もう一生変身してればいいのにな!ハハハ!
'`,、('∀`) '`,、((ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ」
そして私は理緒とセッテが店番をしている間、勝利くんの部屋で彼の看病をしているのだが…………
………コイツ、元気じゃん。
勝利くんは目元以外ミイラのように全身包帯ぐるぐる巻きになっており、リアクターのマキシマムのせいで勇騎さんより重症だって聞いていたけども、なんか心配して損したといった感じだ。
今だってこうやって私の目の前でビデオ通話てま孟くんと亨多くんに『名前も言いたくないあの変身体』について熱く語っているのだ。
「じゃまたなー、ふたりとも」
『バイバーイ!』
『元気でなー!』
「ハーイ、包帯代えますよ~」
勝利くんがビデオ通話を終えたタイミングで、私は勝利くんの包帯を変えていく。
「いててててて!いてぇって!ノンたん!ギブ!ギブだって!」
………あ、ちょっと力入れすぎたみたい。
「………ったく、トドメ刺すつもりかよ」
ホントにトドメ刺してやろうか、このド変態。
………なんていうのは冗談で。
「ねぇ、勝利くん……気になることあるんだけど」
「どした?俺とプリティ☆のぞみんはいつ付き合うって?
オイオイ、相手がプリティ☆のぞみんだったら嬉しいが生憎俺にはのえるんが………」
「アホか!………そうじゃなくてこれなんだけど」
包帯越しからでもわかる憎たらしいドヤ顔。
本命のノエルちゃんがいるというのにいちいち私をからかってくるこの男。
────本当に“あの人”の息子さんなのかな………?
まぁ……そういうことはおいといて。
私は勝利くんにポケットから取り出したものを見せる。
それは昨日飛んできた『仮面ライダーポッピー』のライダーカプセル。
「これって、ライダーカプセルじゃん」
「そう。エグゼイドの世界にいるポッピーっていうライダーのカプセルなんだけどさ」
ライダーカプセルについては私は使うのは昨日が始めてだった。
使い方も勝利くんの見よう見まねだったし、そもそもここに合流してから日が浅いので全く勝手が分からない。
だからこの中で一番ライダーカプセルを使っているであろう勝利くんに訪ねたのだ。
「………今までこんな風にカプセルそのものが“意識を持ってる”ことってあった?」
次の日。
私とセッテ、それから比較的軽傷で済んだ理緒の3人で交代で昨日の戦いで負傷した勝利くんと勇騎さんの看病をしながら、BATTLERの店番をやっていた。
どうも。ノゾミ・ナカムラです。
……って、私は誰に向かってはなしているのだろう?
「なぁなぁ!孟!亨多!
これ、ヤバくね!?魔法少女プリティ☆のぞみん!
カワイイしスタイルもいいし!
しかもコスチュームミニスカートだからパンツ丸見え!!
しかも語尾『だっちゃ』だぜ~!」
『『オホーーーーー!!生のぞみん見てェェェェェェェェ!!』』
「変身前はクソ程にも色気ねぇのに変身したらダイナマイトボディだぜ!
もう一生変身してればいいのにな!ハハハ!
'`,、('∀`) '`,、((ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ」
そして私は理緒とセッテが店番をしている間、勝利くんの部屋で彼の看病をしているのだが…………
………コイツ、元気じゃん。
勝利くんは目元以外ミイラのように全身包帯ぐるぐる巻きになっており、リアクターのマキシマムのせいで勇騎さんより重症だって聞いていたけども、なんか心配して損したといった感じだ。
今だってこうやって私の目の前でビデオ通話てま孟くんと亨多くんに『名前も言いたくないあの変身体』について熱く語っているのだ。
「じゃまたなー、ふたりとも」
『バイバーイ!』
『元気でなー!』
「ハーイ、包帯代えますよ~」
勝利くんがビデオ通話を終えたタイミングで、私は勝利くんの包帯を変えていく。
「いててててて!いてぇって!ノンたん!ギブ!ギブだって!」
………あ、ちょっと力入れすぎたみたい。
「………ったく、トドメ刺すつもりかよ」
ホントにトドメ刺してやろうか、このド変態。
………なんていうのは冗談で。
「ねぇ、勝利くん……気になることあるんだけど」
「どした?俺とプリティ☆のぞみんはいつ付き合うって?
オイオイ、相手がプリティ☆のぞみんだったら嬉しいが生憎俺にはのえるんが………」
「アホか!………そうじゃなくてこれなんだけど」
包帯越しからでもわかる憎たらしいドヤ顔。
本命のノエルちゃんがいるというのにいちいち私をからかってくるこの男。
────本当に“あの人”の息子さんなのかな………?
まぁ……そういうことはおいといて。
私は勝利くんにポケットから取り出したものを見せる。
それは昨日飛んできた『仮面ライダーポッピー』のライダーカプセル。
「これって、ライダーカプセルじゃん」
「そう。エグゼイドの世界にいるポッピーっていうライダーのカプセルなんだけどさ」
ライダーカプセルについては私は使うのは昨日が始めてだった。
使い方も勝利くんの見よう見まねだったし、そもそもここに合流してから日が浅いので全く勝手が分からない。
だからこの中で一番ライダーカプセルを使っているであろう勝利くんに訪ねたのだ。
「………今までこんな風にカプセルそのものが“意識を持ってる”ことってあった?」