2話:魔法少女としてがんばります!……ってどおしてだよォォ!!
───Re:BUILD SIDE───
マボロシを撃破され、私とネスはジニア様のいる研究所へと帰ってきた。
ここからはこの私、来栖黎人が語り部をつとめさせてもらおう。
「よぉ、お疲れさん。
なかなかの激戦だったみてぇじゃねぇか」
「申し訳ございません………マボロシはライダー共に」
「気にすんな。ここまで計画通りだ。
……いいデータは取れた。
そして、代替機と新型は届いてる」
「新型、ですか……?」
ヒューマギアは例え破壊されてもバックアップと代替機があればいくらでも復活出来るのが強みだ。
そして、ジニア様ならヒューマギアに更に改良を加えてリアルタイムでバックアップをとる事が出来るように改造することなど造作でもない。
実際にやってらしたのだろう。
だからこそ代替機の存在は想像できた。
しかし………新型の存在までは想像出来なかった。
「まぁ、百聞は一見にしかずだ。
まぁ、見てみろ」
そういうとジニア様は『HIDEN』と書かれたコンテナの前へ。
…………なんだろうか、このデジャヴは。
そんなことを感じさせる暇すら与えずにコンテナが開く。
「これが新たな新型の戦闘用ヒューマギア………
その戦闘力はマボロシすらも上回る………」
《Take off toward a dream》
「………究極の戦闘用ヒューマギア
………Oh,My…………
………『黒衣の悪魔マツコちゃん』だ」
「あ゛によ?」
…………ゑ?
これはわざとなのだろうか?
目の前で私を睨み付ける『究極の戦闘用ヒューマギア』というやつはどうみてもアレである。
そう、マツコ・デ…………
「じっ、ジニア様これは………」
「黒衣の悪魔マツコちゃんだ」
だからそれどうみてもデラックスゥゥゥゥゥゥゥゥ!!
マツコちゃんなんて可愛いものじゃないからァ!!
しかも顔デカすぎて耳のモジュールめっちゃ小さく見えるんだけどォォォォ!!!
「何よコレ、出れないじゃない」
しかもデラックス、体がデカすぎてコンテナから出られなくなってるよォォォォ!!!
ナニコレ!?なんなのこの状況!?
「………は、ははっ、見ろよ来栖。
見るものを圧倒する鋭い眼孔。
まさに“黒衣の悪魔”って、感じだろ?」
いやいやいや!ジニア様!
そんな風に笑顔を見せられても困りますよ私!
ていうかジニア様も笑顔ひきつってるゥゥ!
その前に『白衣の天使ましろちゃん』の対義語みたいにこのデラックスの名前呼ぶの辞めてもらえませんか!?
私何気に推しなんですけど!
一日の疲れをましろちゃんの笑顔と太ももに癒されるのが生き甲斐なんですけどォ!!
ましろちゃんの笑顔や太もも見るたびにデラックスの顔が頭に浮かんだらどうするんですかァァァァァァァァ!!
「………」
ひとりで問答しているとネスが私に冷たい視線を送っているのがわかった。
私は出来るだけ平静を装い、ネスに訪ねる。
「ど、どうしたネス」
「お前、気持ち悪いな……」
だからなんで私の思考読んでるんだお前ェェェェ!!
…………だが、私は予想すら出来なかった。
この『黒衣の悪魔マツコちゃん』と呼ばれるヒューマギアが後に我々にとって文字通りの『切札』になろうとは。
だが、それは………また『別の話』だ。
マボロシを撃破され、私とネスはジニア様のいる研究所へと帰ってきた。
ここからはこの私、来栖黎人が語り部をつとめさせてもらおう。
「よぉ、お疲れさん。
なかなかの激戦だったみてぇじゃねぇか」
「申し訳ございません………マボロシはライダー共に」
「気にすんな。ここまで計画通りだ。
……いいデータは取れた。
そして、代替機と新型は届いてる」
「新型、ですか……?」
ヒューマギアは例え破壊されてもバックアップと代替機があればいくらでも復活出来るのが強みだ。
そして、ジニア様ならヒューマギアに更に改良を加えてリアルタイムでバックアップをとる事が出来るように改造することなど造作でもない。
実際にやってらしたのだろう。
だからこそ代替機の存在は想像できた。
しかし………新型の存在までは想像出来なかった。
「まぁ、百聞は一見にしかずだ。
まぁ、見てみろ」
そういうとジニア様は『HIDEN』と書かれたコンテナの前へ。
…………なんだろうか、このデジャヴは。
そんなことを感じさせる暇すら与えずにコンテナが開く。
「これが新たな新型の戦闘用ヒューマギア………
その戦闘力はマボロシすらも上回る………」
《Take off toward a dream》
「………究極の戦闘用ヒューマギア
………Oh,My…………
………『黒衣の悪魔マツコちゃん』だ」
「あ゛によ?」
…………ゑ?
これはわざとなのだろうか?
目の前で私を睨み付ける『究極の戦闘用ヒューマギア』というやつはどうみてもアレである。
そう、マツコ・デ…………
「じっ、ジニア様これは………」
「黒衣の悪魔マツコちゃんだ」
だからそれどうみてもデラックスゥゥゥゥゥゥゥゥ!!
マツコちゃんなんて可愛いものじゃないからァ!!
しかも顔デカすぎて耳のモジュールめっちゃ小さく見えるんだけどォォォォ!!!
「何よコレ、出れないじゃない」
しかもデラックス、体がデカすぎてコンテナから出られなくなってるよォォォォ!!!
ナニコレ!?なんなのこの状況!?
「………は、ははっ、見ろよ来栖。
見るものを圧倒する鋭い眼孔。
まさに“黒衣の悪魔”って、感じだろ?」
いやいやいや!ジニア様!
そんな風に笑顔を見せられても困りますよ私!
ていうかジニア様も笑顔ひきつってるゥゥ!
その前に『白衣の天使ましろちゃん』の対義語みたいにこのデラックスの名前呼ぶの辞めてもらえませんか!?
私何気に推しなんですけど!
一日の疲れをましろちゃんの笑顔と太ももに癒されるのが生き甲斐なんですけどォ!!
ましろちゃんの笑顔や太もも見るたびにデラックスの顔が頭に浮かんだらどうするんですかァァァァァァァァ!!
「………」
ひとりで問答しているとネスが私に冷たい視線を送っているのがわかった。
私は出来るだけ平静を装い、ネスに訪ねる。
「ど、どうしたネス」
「お前、気持ち悪いな……」
だからなんで私の思考読んでるんだお前ェェェェ!!
…………だが、私は予想すら出来なかった。
この『黒衣の悪魔マツコちゃん』と呼ばれるヒューマギアが後に我々にとって文字通りの『切札』になろうとは。
だが、それは………また『別の話』だ。