1話:魔法少女始めました!……ってなんのこと!?
「ぐっ……!!」
「っ………!!」
必殺技の打ち合いの果て、私とリベルは炎に包まれながら地面に叩きつけられる。
「っ………!流石にパワーでは競り負けるか………」
立ち上がろうとした途端、ディスペアーサーベルの刀身が粉々に砕け、私は片膝をつく。
これが全ての力を統べる者………なるほど、一筋縄ではいかない訳だ。
「はぁ………はぁ…………。
俺の、勝ちみたいだな…………」
満身創痍になりながらも剣を杖代わりにしながら立ち上がるリベル。
制限時間を超えたのか、それとも奴の体力が尽きかけているのか。
その姿はロードオブジュエルからシールズに戻っている。
「……どうかな………?」
「あ……?」
私の武器が砕け、奴は勝ったつもりでいるのだろうか。
───だが、甘い。
「“勝利の余韻に浸るのはまだ早い”んじゃないのか?」
たしかに私に戦う力はもう残っていない。
だが、“勝利の余韻に浸るのはまだ早い”。
これは奴も言った言葉だ。
そう………手応えは確かにあった。
「っ!!
…………なん………だと」
左肩から胸部にかけて、リベルの装甲が砕けていく。
そして…………
「ちく………しょぉぉ………!」
もうひとりのライダーの王、その鎧が砕け散る頃には呼道勇騎の体が地面に崩れ落ちた。
「っ………!!」
必殺技の打ち合いの果て、私とリベルは炎に包まれながら地面に叩きつけられる。
「っ………!流石にパワーでは競り負けるか………」
立ち上がろうとした途端、ディスペアーサーベルの刀身が粉々に砕け、私は片膝をつく。
これが全ての力を統べる者………なるほど、一筋縄ではいかない訳だ。
「はぁ………はぁ…………。
俺の、勝ちみたいだな…………」
満身創痍になりながらも剣を杖代わりにしながら立ち上がるリベル。
制限時間を超えたのか、それとも奴の体力が尽きかけているのか。
その姿はロードオブジュエルからシールズに戻っている。
「……どうかな………?」
「あ……?」
私の武器が砕け、奴は勝ったつもりでいるのだろうか。
───だが、甘い。
「“勝利の余韻に浸るのはまだ早い”んじゃないのか?」
たしかに私に戦う力はもう残っていない。
だが、“勝利の余韻に浸るのはまだ早い”。
これは奴も言った言葉だ。
そう………手応えは確かにあった。
「っ!!
…………なん………だと」
左肩から胸部にかけて、リベルの装甲が砕けていく。
そして…………
「ちく………しょぉぉ………!」
もうひとりのライダーの王、その鎧が砕け散る頃には呼道勇騎の体が地面に崩れ落ちた。