1話:魔法少女始めました!……ってなんのこと!?
《ジオウ!ギリギリスラッシュ!!》
「ぐっ………!」
爆炎が晴れる。
倒したと思っていたジオウⅡ擬きは満身創痍になりながらも立っていた。
先ほどと違うのはその手に握られていた剣。
私が弾いたサイキョーギレードではなく、強化前のジオウ擬きが使用していたジカンギレード。
ジカンギレードによる必殺の一撃を私の一撃にぶつけて相殺したようだ。
………なるほど。先ほどからジカンギレードを使っていないと思ったらこういう事態を想定してわざと隠していたのか。
「ほう……贋作使いとは言え、お前も“戦士”か。
オリジナルとの差は自身の経験と勘でカバーしているというわけだ」
「伊達に自分の世界を救ってからも戦い続けてきた訳じゃないんでね……!」
ジオウⅡ擬きはジュエルとはまた違うデバイスを取り出した。
それはジニアから見せられた戦闘データの中にあったものだ。
確か名前は“エデン”。全ての世界を統べる“もう一人の王”の力。
「いいのか?今のお前にそれを使える体力があるとは思えんが」
「悪いが、これ以上この世界で好き勝手されたくないんでね……!」
《Set up !》
《オーバーロード!オーミネーション!!》
その満身創痍の体に鞭を打つかのように、奴はベルトに叩きつける形でデバイスを装着。
無数の光がジオウⅡ擬きの体に収束していく。
それはまるで巨大な宝珠そのもの。
やがて光が弾け、その姿を現す。
純白の鎧に1本角。
バイザーの奥から眼光が煌めく。
これがこの男、呼道勇騎……いやリベルの究極の姿。
リベルオーミネーション・シールズだ。
「ぐっ………!」
爆炎が晴れる。
倒したと思っていたジオウⅡ擬きは満身創痍になりながらも立っていた。
先ほどと違うのはその手に握られていた剣。
私が弾いたサイキョーギレードではなく、強化前のジオウ擬きが使用していたジカンギレード。
ジカンギレードによる必殺の一撃を私の一撃にぶつけて相殺したようだ。
………なるほど。先ほどからジカンギレードを使っていないと思ったらこういう事態を想定してわざと隠していたのか。
「ほう……贋作使いとは言え、お前も“戦士”か。
オリジナルとの差は自身の経験と勘でカバーしているというわけだ」
「伊達に自分の世界を救ってからも戦い続けてきた訳じゃないんでね……!」
ジオウⅡ擬きはジュエルとはまた違うデバイスを取り出した。
それはジニアから見せられた戦闘データの中にあったものだ。
確か名前は“エデン”。全ての世界を統べる“もう一人の王”の力。
「いいのか?今のお前にそれを使える体力があるとは思えんが」
「悪いが、これ以上この世界で好き勝手されたくないんでね……!」
《Set up !》
《オーバーロード!オーミネーション!!》
その満身創痍の体に鞭を打つかのように、奴はベルトに叩きつける形でデバイスを装着。
無数の光がジオウⅡ擬きの体に収束していく。
それはまるで巨大な宝珠そのもの。
やがて光が弾け、その姿を現す。
純白の鎧に1本角。
バイザーの奥から眼光が煌めく。
これがこの男、呼道勇騎……いやリベルの究極の姿。
リベルオーミネーション・シールズだ。