1話:魔法少女始めました!……ってなんのこと!?
「勝利!!」
光刃により倒れ伏すヴァルツ。
その鎧はあまりの熱量に焼けただれ、溶解するヴァルツの装甲。
エクスライザーで変身するヴァルツはジニアが作ったこともあり、他のライダーシステムとは比べ物にならないくらいその性能は高い。
そして、他のライダーたちの力を融合させることで更にその能力を向上していく。
この世界に存在できているライダーの中では紛れもなく最強であろう。
───ジニアのものを除けば。
だがそのヴァルツの鎧も、リアクターのマキシマムドライブには耐えられなかったようだ。
それを証拠にヴァルツの背後に位置する海もその熱量によって一部干上がってしまった。
「こいつッ!!」
「待て!理緒!!」
仲間をやられて頭に血が登ったか。
今度は村瀬理緒……ローズがそのサーベルを片手に私に斬りかかってきた。
「ふん……」
あまりにもお粗末な剣戟。
避けることすら億劫になるほどに遅い。
───ガキンッ!
左腕で奴の剣を受け止める。
「うそっ!?ッ!!」
《SAKE!MAXIMUM-DRIVE!!》
ディスペアーサーベルの柄頭で奴の頭部を殴り距離を取ると、再びガイアメモリを装填する。
──あの熱量だ。
流石にリアクターメモリの長時間使用は私の身を滅ぼす。
そこで私が使用したガイアメモリは日本酒の記憶を内包したサケメモリ。
似たようなガイアメモリにアルコールメモリがあるが、あちらはアルコール全般の記憶を内包しているのに対して、こちらは“酒”という飲料にのみ対応したメモリだ。
一見使い物にならないメモリだ。だが………
「……ふんっ!!」
「うっ!」
酒の力を内包したサーベルでローズを切り裂く。
すると……………
「………うぇへへへへぇぇ~……なんだこれぇ………なんかいい気持ちぃぃ~~」
「り、理緒!?」
ローズの異変に戸惑うジオウ擬き。
これがサケメモリの力。
能力を行使した相手を強制的に酔わせ、その判断力と身体能力を著しく衰えさせる。
「だぁぁいじょうぶだよぉ~~……」
デタラメに剣を振るうローズ。
もはや戦える状態ではない。
───さて、終わらせるとしようか。
《ALCOHOL!MAXIMUM-DRIVE!!》
今度は先ほど話した、文字通りアルコール全般の記憶を内包したアルコールメモリをディスペアーサーベルに装填する。
刀身から滲み出るように現れるアルコールの塊。
それを立つのもやっとと言った様子のローズに投げつける。
「ふぇぇ~~………ゆーきさぁ~~ん、出られないよぉ~………」
アルコールの塊に閉じ込められるローズ。
こうなればもはや奴に避けることも防ぐことも出来ない。
「………眠れ」
切っ先をローズに向けた瞬間、切っ先から熱線が放たれる。
「ふにぁぁぁぁ~~~!!」
「理緒ぉぉぉぉ!!」
そして、熱線がローズを閉じ込めているアルコールに命中すれば引火して誘爆が起こる。
誘爆に次ぐ誘爆。
間の抜けた叫び声と共に、ローズも地に倒れ伏した。
光刃により倒れ伏すヴァルツ。
その鎧はあまりの熱量に焼けただれ、溶解するヴァルツの装甲。
エクスライザーで変身するヴァルツはジニアが作ったこともあり、他のライダーシステムとは比べ物にならないくらいその性能は高い。
そして、他のライダーたちの力を融合させることで更にその能力を向上していく。
この世界に存在できているライダーの中では紛れもなく最強であろう。
───ジニアのものを除けば。
だがそのヴァルツの鎧も、リアクターのマキシマムドライブには耐えられなかったようだ。
それを証拠にヴァルツの背後に位置する海もその熱量によって一部干上がってしまった。
「こいつッ!!」
「待て!理緒!!」
仲間をやられて頭に血が登ったか。
今度は村瀬理緒……ローズがそのサーベルを片手に私に斬りかかってきた。
「ふん……」
あまりにもお粗末な剣戟。
避けることすら億劫になるほどに遅い。
───ガキンッ!
左腕で奴の剣を受け止める。
「うそっ!?ッ!!」
《SAKE!MAXIMUM-DRIVE!!》
ディスペアーサーベルの柄頭で奴の頭部を殴り距離を取ると、再びガイアメモリを装填する。
──あの熱量だ。
流石にリアクターメモリの長時間使用は私の身を滅ぼす。
そこで私が使用したガイアメモリは日本酒の記憶を内包したサケメモリ。
似たようなガイアメモリにアルコールメモリがあるが、あちらはアルコール全般の記憶を内包しているのに対して、こちらは“酒”という飲料にのみ対応したメモリだ。
一見使い物にならないメモリだ。だが………
「……ふんっ!!」
「うっ!」
酒の力を内包したサーベルでローズを切り裂く。
すると……………
「………うぇへへへへぇぇ~……なんだこれぇ………なんかいい気持ちぃぃ~~」
「り、理緒!?」
ローズの異変に戸惑うジオウ擬き。
これがサケメモリの力。
能力を行使した相手を強制的に酔わせ、その判断力と身体能力を著しく衰えさせる。
「だぁぁいじょうぶだよぉ~~……」
デタラメに剣を振るうローズ。
もはや戦える状態ではない。
───さて、終わらせるとしようか。
《ALCOHOL!MAXIMUM-DRIVE!!》
今度は先ほど話した、文字通りアルコール全般の記憶を内包したアルコールメモリをディスペアーサーベルに装填する。
刀身から滲み出るように現れるアルコールの塊。
それを立つのもやっとと言った様子のローズに投げつける。
「ふぇぇ~~………ゆーきさぁ~~ん、出られないよぉ~………」
アルコールの塊に閉じ込められるローズ。
こうなればもはや奴に避けることも防ぐことも出来ない。
「………眠れ」
切っ先をローズに向けた瞬間、切っ先から熱線が放たれる。
「ふにぁぁぁぁ~~~!!」
「理緒ぉぉぉぉ!!」
そして、熱線がローズを閉じ込めているアルコールに命中すれば引火して誘爆が起こる。
誘爆に次ぐ誘爆。
間の抜けた叫び声と共に、ローズも地に倒れ伏した。