1話:魔法少女始めました!……ってなんのこと!?
《ドゥンケル!バースト!》
「シャドーリッパー!!」
刹那の硬直。静寂。
それをいの一番に破ったのはヴァルツ……椿勝利だった。
奴はエクスライザーに自身のカプセルを読み込ませては両腕を振るい、三日月型の黒き斬撃波を放つ。
牽制のつもりだろう、そして私が避けるなり防ぐなりした所を残りのふたりに攻撃させる。そういった所か。
「話にならないな」
微動だにせず、ただ流れに身を任せる。
奴の攻撃は私の頬を掠め、地面に叩きつけられる。
やはり読み通りだった。
叩きつけられた斬撃波により砂塵が舞い上がる。
「微動だにしないッ………!」
奴の焦りが手に取るようにわかる。
───少し遊んでやろうか。
「……攻撃というのはこうやってやるんだよ」
《REACTOR!MAXIMUM-DRIVE!!》
ディスペアーサーベルのスロットに炉の記憶を内包したリアクターメモリを装填する。
リアクターメモリは元々原子炉や融合炉、溶鉱炉などといった凄まじい熱量や高い圧力を内包するシルバーランクのドーパントメモリで、その熱量は同系統のガイアメモリのヒートやアクセルすら上回る。
裏のルートでそれをジニアが手にいれ、私のライダーシステムに使用できるように純正化した上で私に寄越してきた。
意図は分からないが、有り難く使わせてもらうとしよう。
凄まじい熱と光がディスペアーサーベルの刀身を包み、天を穿つほどの巨大な光刃を形成していく。
「はぁぁぁぁっ!!」
「っ!!わぁぁぁぁぁっ!!」
────そして、一閃。
微かに狼狽えた奴の隙を突くなど造作もない。
人間の肉眼で視認するにはあまりにも眩い光と熱に包まれた巨大なエネルギーの塊となった光刃は………瞬く間にヴァルツの体を飲み込んだのだった。
「シャドーリッパー!!」
刹那の硬直。静寂。
それをいの一番に破ったのはヴァルツ……椿勝利だった。
奴はエクスライザーに自身のカプセルを読み込ませては両腕を振るい、三日月型の黒き斬撃波を放つ。
牽制のつもりだろう、そして私が避けるなり防ぐなりした所を残りのふたりに攻撃させる。そういった所か。
「話にならないな」
微動だにせず、ただ流れに身を任せる。
奴の攻撃は私の頬を掠め、地面に叩きつけられる。
やはり読み通りだった。
叩きつけられた斬撃波により砂塵が舞い上がる。
「微動だにしないッ………!」
奴の焦りが手に取るようにわかる。
───少し遊んでやろうか。
「……攻撃というのはこうやってやるんだよ」
《REACTOR!MAXIMUM-DRIVE!!》
ディスペアーサーベルのスロットに炉の記憶を内包したリアクターメモリを装填する。
リアクターメモリは元々原子炉や融合炉、溶鉱炉などといった凄まじい熱量や高い圧力を内包するシルバーランクのドーパントメモリで、その熱量は同系統のガイアメモリのヒートやアクセルすら上回る。
裏のルートでそれをジニアが手にいれ、私のライダーシステムに使用できるように純正化した上で私に寄越してきた。
意図は分からないが、有り難く使わせてもらうとしよう。
凄まじい熱と光がディスペアーサーベルの刀身を包み、天を穿つほどの巨大な光刃を形成していく。
「はぁぁぁぁっ!!」
「っ!!わぁぁぁぁぁっ!!」
────そして、一閃。
微かに狼狽えた奴の隙を突くなど造作もない。
人間の肉眼で視認するにはあまりにも眩い光と熱に包まれた巨大なエネルギーの塊となった光刃は………瞬く間にヴァルツの体を飲み込んだのだった。