1話:魔法少女始めました!……ってなんのこと!?
───DESPAIR SIDE───
さて。ここからはこの私、ネスが語り部を勤めさせてもらおうか。
「……また俺にメモリとドライバー壊されたいのか?」
「そういえばお前にも借りがあったな………」
ヴァルツの言葉を意に介さず皮肉混じりに笑ってみせる。
そして黒を基調とし、金のラインの入った『ディスペアードライバー』を装着する。
《DESPAIR!》
絶望の記憶が内包されたガイアメモリ、ディスペアーメモリを起動する。
「変身………」
《DESPAIR!》
ディスペアードライバーに装填し、ドライバーを展開。
漆黒の闇と稲妻。それが私の体を包むと、私の体を漆黒に染め上げる。
やがて変身が完了すれば、黒い鎧に金のライン、深紅のマント、そして黒き雷電を纏ったライダーに変身する。
ノゾミ・ナカムラが『希望の担い手』なら、
私は『絶望の担い手』。
『ディスペアー』。それが私のもうひとつの名だ。
「気をつけろ勝利、理緒……!
奴はまた強くなってるぞ……!」
私の変身が完了すれば、ジオウ擬きが武器を構え、私の様子を伺っている。
──そんなことをしても無駄だと言うのに。
仮面の下で笑みを浮かべ、虚空に手を伸ばすとガラスが砕けるがごとく空間が砕ける。
そして深紅の刀身に黒き雷電を纏った剣………
『ディスペアーサーベル』が召喚される。
「………さぁ、絶望を受け取れ」
さて。ここからはこの私、ネスが語り部を勤めさせてもらおうか。
「……また俺にメモリとドライバー壊されたいのか?」
「そういえばお前にも借りがあったな………」
ヴァルツの言葉を意に介さず皮肉混じりに笑ってみせる。
そして黒を基調とし、金のラインの入った『ディスペアードライバー』を装着する。
《DESPAIR!》
絶望の記憶が内包されたガイアメモリ、ディスペアーメモリを起動する。
「変身………」
《DESPAIR!》
ディスペアードライバーに装填し、ドライバーを展開。
漆黒の闇と稲妻。それが私の体を包むと、私の体を漆黒に染め上げる。
やがて変身が完了すれば、黒い鎧に金のライン、深紅のマント、そして黒き雷電を纏ったライダーに変身する。
ノゾミ・ナカムラが『希望の担い手』なら、
私は『絶望の担い手』。
『ディスペアー』。それが私のもうひとつの名だ。
「気をつけろ勝利、理緒……!
奴はまた強くなってるぞ……!」
私の変身が完了すれば、ジオウ擬きが武器を構え、私の様子を伺っている。
──そんなことをしても無駄だと言うのに。
仮面の下で笑みを浮かべ、虚空に手を伸ばすとガラスが砕けるがごとく空間が砕ける。
そして深紅の刀身に黒き雷電を纏った剣………
『ディスペアーサーベル』が召喚される。
「………さぁ、絶望を受け取れ」