1話:魔法少女始めました!……ってなんのこと!?
───Re:BUILD SIDE───
マボロシの不甲斐なさに苛立つ私を切り裂いたのは3人の仮面ライダー。
ジオウ擬き、薔薇を模したライダー・ローズ、そして漆黒のライダー・ヴァルツだ。
「おのれェェ………」
「はぁ……はぁ……いい加減、あ、諦めたらどうだ?来栖……」
辛そうに肩で息をするジオウ擬き。
その背後にはスクラップになった戦闘員……トリロバイトマギア。
メガロマギアを相手取っているあの小娘共以外の連中だけであの数を叩き伏せたのか……!
「地味に俺は……徹夜明けに勝利とバカやって電撃喰らって間髪いれずにこの戦いだ………。少しは休ませろって……」
「勇騎さん、何やってんのさ。徹夜って……」
「ノゾミとセッテの使ってたガイアメモリあったろ……アレな実際にミュージアムから販売されていたドーパントメモリなんだよ。
それを、全部あいつらが使えるように純正化させたんだ!
はぁ………はぁ……あぁ、しんどっ!」
───あの男、呼道勇騎も苦労しているんだな。
………って!いやいやいや。同じ苦労人として同情してどうする。
奴はジニア様に仇なす敵。
しかも、全ライダーたちの能力を継承した最も警戒すべき敵だ。
現に奴は仮面ライダービルド……桐生戦兎(きりゅうせんと)の天才的な頭脳すら手に入れて我々に対抗できる兵器を開発しているし、今回も市販のドーパントメモリの純正化までやってのけている。
奴こそ、最もジニア様の障害になりうるライダーだ。
奴はこの私が倒す……と思ったがコイツにも手伝って貰おうか。
「………お前にも手伝って貰おうか」
「───命令するな」
頭上から聞こえる女の声。
それと同時に私の隣に華麗に降り立つ華奢な体。
赤毛の、ノゾミ・ナカムラに瓜二つの少女………ネスだ。
「お前っ………!ネスか!?」
「久しぶりだな、椿勝利。そして隣のふたりも」
奴はヴァルツやジオウ擬き、ローズを一瞥し睨み付ける。
──どうも私はこの女ともウマが合わない。
こいつを気に入らないとすら思っている。
だが、この女には素質がある。
色々と未熟だが。
私は変身を解除すると、ネスにこの場を委ねることにした。
マボロシの不甲斐なさに苛立つ私を切り裂いたのは3人の仮面ライダー。
ジオウ擬き、薔薇を模したライダー・ローズ、そして漆黒のライダー・ヴァルツだ。
「おのれェェ………」
「はぁ……はぁ……いい加減、あ、諦めたらどうだ?来栖……」
辛そうに肩で息をするジオウ擬き。
その背後にはスクラップになった戦闘員……トリロバイトマギア。
メガロマギアを相手取っているあの小娘共以外の連中だけであの数を叩き伏せたのか……!
「地味に俺は……徹夜明けに勝利とバカやって電撃喰らって間髪いれずにこの戦いだ………。少しは休ませろって……」
「勇騎さん、何やってんのさ。徹夜って……」
「ノゾミとセッテの使ってたガイアメモリあったろ……アレな実際にミュージアムから販売されていたドーパントメモリなんだよ。
それを、全部あいつらが使えるように純正化させたんだ!
はぁ………はぁ……あぁ、しんどっ!」
───あの男、呼道勇騎も苦労しているんだな。
………って!いやいやいや。同じ苦労人として同情してどうする。
奴はジニア様に仇なす敵。
しかも、全ライダーたちの能力を継承した最も警戒すべき敵だ。
現に奴は仮面ライダービルド……桐生戦兎(きりゅうせんと)の天才的な頭脳すら手に入れて我々に対抗できる兵器を開発しているし、今回も市販のドーパントメモリの純正化までやってのけている。
奴こそ、最もジニア様の障害になりうるライダーだ。
奴はこの私が倒す……と思ったがコイツにも手伝って貰おうか。
「………お前にも手伝って貰おうか」
「───命令するな」
頭上から聞こえる女の声。
それと同時に私の隣に華麗に降り立つ華奢な体。
赤毛の、ノゾミ・ナカムラに瓜二つの少女………ネスだ。
「お前っ………!ネスか!?」
「久しぶりだな、椿勝利。そして隣のふたりも」
奴はヴァルツやジオウ擬き、ローズを一瞥し睨み付ける。
──どうも私はこの女ともウマが合わない。
こいつを気に入らないとすら思っている。
だが、この女には素質がある。
色々と未熟だが。
私は変身を解除すると、ネスにこの場を委ねることにした。