4話:今!(この世との)別れの時~♪(あの世へ)飛び立とう~♪……って、黙れや!!

──EIN SIDE──


───俺は、どうなったんだ?


確か勝利がニュースの速報が暴れてる姿が映ったのをみて、それからノゾミのホープドライバーの反応をライダーに変身しながら追っかけて………。


それから、ジルと戦うことになった。



でも、俺はボロ負けして…………


もしかして…………俺は死んだ、のか?



「…………んっ………!」


眩い光が俺の視界に飛び込んできた。

恐る恐る目を開くと、俺の目に飛び込んできたのは見知らぬ街。


俺は公園のベンチで寝ていたのだ。




「どこだ………ここ」


体には痛みはない。

それ以前に、ジルとの戦いで両肩を刺し抜かれたのに怪我すらしていない。



妙だな…………まさか本当に死んじまったのか?



それにしては、リアル……ってかフツーすぎねぇか?



公園じゃあ子供がフツーに遊んでるし、体もダルい。

しかも、公園の前には寿司屋の看板が見える。



姫矢の街とはうってかわってもっと現実的な………なんというか俺が元々いた世界と大差ない街の風景なんだ。



そんな地味なあの世があってたまるか………。




「よぉ、ボウズ…………この辺じゃ見かけねぇ顔だな」


そんなことを思っていると、背後から誰かが話しかけてきた。
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