3話:ナカムラ、ヒーロー辞めるってよ……ってそこまでは言ってない!

「ねぇ、ノゾミお姉ちゃん!」


結局私は千花のスパッツを脱がし、パンツ丸出しにさせていたのだが、結局下着姿の千花に興奮してしまい再び行為に及んでしまった。

そして、互いに落ち着いた頃、彼女は私に話しかけてきた。



「……ホント、えっちぃよね。千花のお尻」


「もぅ!そういうのいいからっ///

……今から動物園行こうよ!」


「どうしたの急に?私はオーケーだけど」


私も熱くなりすぎて乱れてしまった衣服を直し、身支度を整える。

千花とならどこにでも行っても心から楽しめる。

それは間違いない。



「結構前からやってたんだけど、行ったことなくて前から行ってみたかったんだよね!」


「そうなんだ!じゃあ早速いこっか!」


「うんっ!」


千花の行きたいと言っていた動物園はおおよそ目処が立っている。
勝利くんとノエルちゃんが最近行ったといっていた『花葉はなは動物園』だろう。


私は千花の手を引くと、動物園へと向かうのであった。





「…………ありゃ?魔法使わないの?」



「勿体ないから電車でいくのっ!」




…………無論、魔力が勿体ないからBATTOLERのすぐ近くにある雪葉駅から花葉駅まで行くのだが………………。











「…………って!私、切符の買い方わかんなァァァァァァァァァァい!!」



「だァめだこりゃ」



アメリカンなポーズで呆れる千花。

どこかの首相の息子みたいだけど、本当にわかんないんだもん!



結局、千花に手取り足取り教えてもらう形で切符を買ったのでした。ま~るっ。
53/82ページ
スキ