3話:ナカムラ、ヒーロー辞めるってよ……ってそこまでは言ってない!
───Aegis SIDE──
……まただ。
またノゾミと千花がふたりきりでどこかに行ってしまった。
私、セッテ・クロハラはノゾミたちを見送ると自室に戻ることにした。
フェイトさん……いや、ここでは英華さんか………と勝利くんも何か大事な話をしてるみたいなので、居場所がないような気がしてさ。
「はぁ…………」
自室にあてがわれた部屋の、自分用のベッドに横たわり天井を見上げる。
そしてボーッと考え事。
………うーん、なんか最近ノゾミに避けられてる気がする。
いや、ここに来てからも話す機会は減ってたけど、最近は顔すら合わせてもらえない。
私、何かしたかな………?
ノゾミの様子に気づいたのか、私に気を使って勝利くんや理緒が話しかけてくれたりご飯を一緒に食べに行ったりもするけど……それでもなんか釈然としない。
ノゾミの気にさわることをしてしまったのなら謝らなきゃ………。
「………あ、そうだ」
いいことを思い付いた。
ノゾミはかなりズボラなところがあるから、どうせ部屋もカチャカチャになってるんだろうな。
今だったら千花と一緒に買い出し行ってるし……掃除してあげようかな。
帰ってきて部屋が綺麗になってたらノゾミも許してくれるよね!
「……善は急げ、だよね!」
私はベッドから飛び起きると、ノゾミから借りた合鍵を片手にノゾミの部屋へと向かった。
……まただ。
またノゾミと千花がふたりきりでどこかに行ってしまった。
私、セッテ・クロハラはノゾミたちを見送ると自室に戻ることにした。
フェイトさん……いや、ここでは英華さんか………と勝利くんも何か大事な話をしてるみたいなので、居場所がないような気がしてさ。
「はぁ…………」
自室にあてがわれた部屋の、自分用のベッドに横たわり天井を見上げる。
そしてボーッと考え事。
………うーん、なんか最近ノゾミに避けられてる気がする。
いや、ここに来てからも話す機会は減ってたけど、最近は顔すら合わせてもらえない。
私、何かしたかな………?
ノゾミの様子に気づいたのか、私に気を使って勝利くんや理緒が話しかけてくれたりご飯を一緒に食べに行ったりもするけど……それでもなんか釈然としない。
ノゾミの気にさわることをしてしまったのなら謝らなきゃ………。
「………あ、そうだ」
いいことを思い付いた。
ノゾミはかなりズボラなところがあるから、どうせ部屋もカチャカチャになってるんだろうな。
今だったら千花と一緒に買い出し行ってるし……掃除してあげようかな。
帰ってきて部屋が綺麗になってたらノゾミも許してくれるよね!
「……善は急げ、だよね!」
私はベッドから飛び起きると、ノゾミから借りた合鍵を片手にノゾミの部屋へと向かった。