3話:ナカムラ、ヒーロー辞めるってよ……ってそこまでは言ってない!
「私の怒り!喰らうだっちゃーーーー!!」
『NOZOOOOOOON!!』
マキシマムのぞみんの私の顔を模した胸部が雄叫びをあげる。
その瞬間、機械の腕にエネルギーがチャージされる。
そして私はコックピットの『CONBAT MODE』と書かれたボタンを押し、右手側のレバーを押し込む。
すると機械の体の背部スラスターによる加速で、モンキーマンに肉薄する。
「なっ!?」
奴のダークマターを投げようとする手が一瞬止まる。
あまりのスピードに奴も全く反応が出来ないんだ。
正直操作している私だって戸惑っているくらいだ。
だけど……何故だろうか。
頭がクリアになっていくんだ。
隅っこに追いやられていた意識が、私のカラダの中心に戻っていくようなそんな感覚。
私は……“これ”を望んでいた?
気に入らない連中を力で捩じ伏せて、自分を傷つけない者にだけ囲まれる……そんな世界。
思えばこちらの世界に来てからは、みんな私に冷たかったな。
───ただひとり、千花を除いて。
「ぐはぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
憎きエテ公に叩きつけた鉄の拳。
その威力は凄まじいなんてものじゃない。
余りに過剰なのだ。
一撃にしてモンキーマンを地面に叩きつけ、その余波だけで、戦闘員の集団を吹っ飛ばした。
「ふ、フニー………も、モンキーマン様…………!」
「せ、戦闘員よ………俺を置いて逃げろ………。
俺たちはどうやら猛獣を……ときはなっ、たっ!?」
モンキーマンは戦闘員に逃げろと指示を出した。
しかし、私は逃がすつもりなど毛頭ない。
私は希望の担い手。
“私の”希望を奪う奴には容赦なんかしない。
モンキーマンを掴み、持ち上げるとその拳を何度も何度も撃ちつける。
モンキーマンは先ほどとは異なり、何も抵抗出来ずに血を吐くばかり。
「止めろ!モンキーマン様を離せ!!」
雑魚共が駆け寄り、ロボの体に組み付く。
やはり自分のたちの隊長が手にかけられるのは黙って見ていられないのだろう。
しかし、戦闘員程度の力ではマキシマムのぞみんのパワーを抑え込むことは出来るはずもない。
「邪魔!!」
「「「わぁぁぁぁっ!!」」」
操縦桿を操作し、ロボの腕を動かす。
すると戦闘員たちは抵抗虚しく吹き飛ばされてしまう。
地面に叩きつけられた戦闘員たち。
中には叩きつけられた衝撃で糸の切れた人形のように動かなくなったものもいる。
「おっ……お前らッ……!逃げ………」
「逃げませんッ!!」
一体の戦闘員が立ち上がる。
そして私に向かって歩み寄ってくるのだけども…………
「弱い癖に………何で戦うの?」
メカの腕が容赦なく振り下ろされる。
振り下ろされた拳は戦闘員の頭をスイカ割りの如く粉砕する。
「ッ!!」
割れた戦闘員の頭はまさにスイカの如く赤いモノを辺り一面にぶちまけた。
物影に隠れていた千花の方をふと見てみれば、その体は怯えているように震えており、瞳も今にも涙がこぼれそうなくらい溜まっている。
───それでも私は止まらない。
私は奴らを倒さなきゃいけないんだ。
『NOZOOOOOOON!!』
マキシマムのぞみんの私の顔を模した胸部が雄叫びをあげる。
その瞬間、機械の腕にエネルギーがチャージされる。
そして私はコックピットの『CONBAT MODE』と書かれたボタンを押し、右手側のレバーを押し込む。
すると機械の体の背部スラスターによる加速で、モンキーマンに肉薄する。
「なっ!?」
奴のダークマターを投げようとする手が一瞬止まる。
あまりのスピードに奴も全く反応が出来ないんだ。
正直操作している私だって戸惑っているくらいだ。
だけど……何故だろうか。
頭がクリアになっていくんだ。
隅っこに追いやられていた意識が、私のカラダの中心に戻っていくようなそんな感覚。
私は……“これ”を望んでいた?
気に入らない連中を力で捩じ伏せて、自分を傷つけない者にだけ囲まれる……そんな世界。
思えばこちらの世界に来てからは、みんな私に冷たかったな。
───ただひとり、千花を除いて。
「ぐはぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
憎きエテ公に叩きつけた鉄の拳。
その威力は凄まじいなんてものじゃない。
余りに過剰なのだ。
一撃にしてモンキーマンを地面に叩きつけ、その余波だけで、戦闘員の集団を吹っ飛ばした。
「ふ、フニー………も、モンキーマン様…………!」
「せ、戦闘員よ………俺を置いて逃げろ………。
俺たちはどうやら猛獣を……ときはなっ、たっ!?」
モンキーマンは戦闘員に逃げろと指示を出した。
しかし、私は逃がすつもりなど毛頭ない。
私は希望の担い手。
“私の”希望を奪う奴には容赦なんかしない。
モンキーマンを掴み、持ち上げるとその拳を何度も何度も撃ちつける。
モンキーマンは先ほどとは異なり、何も抵抗出来ずに血を吐くばかり。
「止めろ!モンキーマン様を離せ!!」
雑魚共が駆け寄り、ロボの体に組み付く。
やはり自分のたちの隊長が手にかけられるのは黙って見ていられないのだろう。
しかし、戦闘員程度の力ではマキシマムのぞみんのパワーを抑え込むことは出来るはずもない。
「邪魔!!」
「「「わぁぁぁぁっ!!」」」
操縦桿を操作し、ロボの腕を動かす。
すると戦闘員たちは抵抗虚しく吹き飛ばされてしまう。
地面に叩きつけられた戦闘員たち。
中には叩きつけられた衝撃で糸の切れた人形のように動かなくなったものもいる。
「おっ……お前らッ……!逃げ………」
「逃げませんッ!!」
一体の戦闘員が立ち上がる。
そして私に向かって歩み寄ってくるのだけども…………
「弱い癖に………何で戦うの?」
メカの腕が容赦なく振り下ろされる。
振り下ろされた拳は戦闘員の頭をスイカ割りの如く粉砕する。
「ッ!!」
割れた戦闘員の頭はまさにスイカの如く赤いモノを辺り一面にぶちまけた。
物影に隠れていた千花の方をふと見てみれば、その体は怯えているように震えており、瞳も今にも涙がこぼれそうなくらい溜まっている。
───それでも私は止まらない。
私は奴らを倒さなきゃいけないんだ。