1話:魔法少女始めました!……ってなんのこと!?
「……随分と暇なんだな」
IKK……ではなく、マボロシを連れて研究所の外に出ようとすると、入口前で待っている者がいた。
赤毛のノゾミ・ナカムラと瓜二つの少女。
彼女は『ネス』。
“この世界”の特性により、路頭に迷うことになったある組織の構成員。
しかし、コイツは組織と自らの世界の復活を信じ、ライダーたちと戦っている。
全く哀れというか、健気というか…………
「…………君か。悪いが私は暇じゃないんでね。
私はジニア様の………」
「…………その“ジニア様”からお前たちの監視を頼まれているんだがな」
殆ど無表情のままネスは手に持っているものを見せつける。
その手には私が使うリング型デバイス『エクスライザー』と並行世界の戦士たちの力を宿した2本の『ライダーカプセル』。
そうか、この小娘もジニア様から授かったのか。
「構わんが………我々だけで十分だ。
行くぞ、マボロシ」
「かぁ~しこまり~!!」
ネスを睨み付けると、マボロシを連れて外に出る。
ネスはムスッとした顔のまま壁に寄りかかっている。
何しに来たんだこの小娘は。
────いや、今はどうでもいい。
私は任務を遂行すべく戦場へと向かうのであった。
IKK……ではなく、マボロシを連れて研究所の外に出ようとすると、入口前で待っている者がいた。
赤毛のノゾミ・ナカムラと瓜二つの少女。
彼女は『ネス』。
“この世界”の特性により、路頭に迷うことになったある組織の構成員。
しかし、コイツは組織と自らの世界の復活を信じ、ライダーたちと戦っている。
全く哀れというか、健気というか…………
「…………君か。悪いが私は暇じゃないんでね。
私はジニア様の………」
「…………その“ジニア様”からお前たちの監視を頼まれているんだがな」
殆ど無表情のままネスは手に持っているものを見せつける。
その手には私が使うリング型デバイス『エクスライザー』と並行世界の戦士たちの力を宿した2本の『ライダーカプセル』。
そうか、この小娘もジニア様から授かったのか。
「構わんが………我々だけで十分だ。
行くぞ、マボロシ」
「かぁ~しこまり~!!」
ネスを睨み付けると、マボロシを連れて外に出る。
ネスはムスッとした顔のまま壁に寄りかかっている。
何しに来たんだこの小娘は。
────いや、今はどうでもいい。
私は任務を遂行すべく戦場へと向かうのであった。