1話:魔法少女始めました!……ってなんのこと!?
「ん?どした??」
「っ!あ、あぁ……なんでもないんです。なんでも…………」
あぁ、ダメだ。
また余計なこと考えちゃった。
今はこんなこと考えててもどうにもならないのに。
「ホント………?」
まっすぐに私を見つめる理緒。
心配してくれているのだろうか?
まぁ、たしかにここのチームに合流したばかりに“仲間割れ”の危機を招いたのは私だったし、心配されても仕方はないのだけど。
でも…………
「「「こーんにーちはー!!」」」
そんな私の葛藤など知ったこっちゃない!と言わんがばかりに店内に入ってくる3バカ。
勝利と、その仲間である『鈴村 孟』と『神谷亨多』。
『チームバルチャー』なんて名乗って動画投稿してる連中だけど、今はどちらかと言うとここでのお仕事をメインにやってるみたい。
「おっ、ノンたんにセッテ!お疲れさん!」
「あれ?あんたたち今日休みじゃなかったっけ?」
「うーんと、さっきまで3人で遊んでたけどやっぱ暇になっちゃってさ」
遊びに来たなら帰れ!と普段なら言ってそうだけど今は有難い。
こいつらの騒がしさが私から余計な事を考える時間を奪ってくれるのだから。
「じゃあ勝利くんたちも飲んでく?
ボクの特製コーヒー。今日はちょっと豆のブレンド変えてみたからさ、ちょっと味見してってよ」
「「「はーい!」」」
え、ちょっと待って!何それ!?新作って何!?
私も飲みたいんだけど!!
私とセッテはほぼ同時にマグカップ内のコーヒーを飲み干した。
どこで学んだ知識かは分からないけど理緒はコーヒーを淹れるのが凄くうまくて、彼女のコーヒーを飲むのに色んな世代のお客さんがやって来るのだ。
そんな理緒の新作というのなら、飲まない手はない。
少々子供っぽいな、とは思いつつも私たちは興奮気味にマグカップを差しだした。
「理緒!私も飲みたい!」
「私も私も!!」
「ハイハイ、みんなちょっと待っててね~」
そして、理緒はそんな私たち5人を見て幸せそうに微笑むと準備を始めたのだった。
「っ!あ、あぁ……なんでもないんです。なんでも…………」
あぁ、ダメだ。
また余計なこと考えちゃった。
今はこんなこと考えててもどうにもならないのに。
「ホント………?」
まっすぐに私を見つめる理緒。
心配してくれているのだろうか?
まぁ、たしかにここのチームに合流したばかりに“仲間割れ”の危機を招いたのは私だったし、心配されても仕方はないのだけど。
でも…………
「「「こーんにーちはー!!」」」
そんな私の葛藤など知ったこっちゃない!と言わんがばかりに店内に入ってくる3バカ。
勝利と、その仲間である『鈴村 孟』と『神谷亨多』。
『チームバルチャー』なんて名乗って動画投稿してる連中だけど、今はどちらかと言うとここでのお仕事をメインにやってるみたい。
「おっ、ノンたんにセッテ!お疲れさん!」
「あれ?あんたたち今日休みじゃなかったっけ?」
「うーんと、さっきまで3人で遊んでたけどやっぱ暇になっちゃってさ」
遊びに来たなら帰れ!と普段なら言ってそうだけど今は有難い。
こいつらの騒がしさが私から余計な事を考える時間を奪ってくれるのだから。
「じゃあ勝利くんたちも飲んでく?
ボクの特製コーヒー。今日はちょっと豆のブレンド変えてみたからさ、ちょっと味見してってよ」
「「「はーい!」」」
え、ちょっと待って!何それ!?新作って何!?
私も飲みたいんだけど!!
私とセッテはほぼ同時にマグカップ内のコーヒーを飲み干した。
どこで学んだ知識かは分からないけど理緒はコーヒーを淹れるのが凄くうまくて、彼女のコーヒーを飲むのに色んな世代のお客さんがやって来るのだ。
そんな理緒の新作というのなら、飲まない手はない。
少々子供っぽいな、とは思いつつも私たちは興奮気味にマグカップを差しだした。
「理緒!私も飲みたい!」
「私も私も!!」
「ハイハイ、みんなちょっと待っててね~」
そして、理緒はそんな私たち5人を見て幸せそうに微笑むと準備を始めたのだった。