2話:魔法少女としてがんばります!……ってどおしてだよォォ!!
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「「ぐっ………!」」
私とディスペアーのキックがぶつかり合い、お互いに吹っ飛ばされる。
あ、どーも。久しぶりのノゾミ・ナカムラです……って、私は誰と話しているのだろう?
「なかなかの力だ……ノゾミ・ナカムラ。
ジニアたちはお前を酷評していたが、本当に力“だけ”はなかなかのものだな。
………それ以外はツマラナイ奴だが」
ディスペアーは立ち上がると変身を解く。
まるでエクスライザーのテストをしていただけとでも言うように。
背後で私たちの戦いを見物していたジルも立ち上がるとネスの隣に並び立つ。
「おつかれ様………なかなか楽しかったよ。さ、行こっか」
「…………」
「待つだっちゃ………まだ決着は………!」
ジルがパチン、と指をならせばその背後にオーロラカーテンが現れる。
どうやらもう奴等には戦う意思はないようだ。
だが……ここでやつらを倒さなければ私の世界は救われない。
だから動かなきゃ………でも、もう体が動かない。
意識も遠退いて行く。
「じゃあね~、仮面ラーーーイダの諸君♪」
私たちを文字通りコテンパンにしたRe:BUILDのライダーたち。
周囲を見てみれば将さんやセッテが横たわっている。
輝くんに至っては巨大なクレーターの真ん中で某ヤムチャさんのように横たわっている。
………幸い、理緒は無事だったようだが。
私たちは自分たちで攻めこんでおいて見事に返り討ちに遇った。
本当の意味での“完敗”と言う奴だ。
私たちは……………“また負けたんだ”。
「まっ…………て……………!」
「ノゾミちゃんっ!!」
目の前のもうひとりの私に……ネスに手を伸ばす。
私に駆け寄る理緒。
それを冷たい目で見つめる彼女。
やがて、徐々にフェードアウトするかのように私の視界は暗くなっていき、私の意識はそこで途絶えたのであった。
「「ぐっ………!」」
私とディスペアーのキックがぶつかり合い、お互いに吹っ飛ばされる。
あ、どーも。久しぶりのノゾミ・ナカムラです……って、私は誰と話しているのだろう?
「なかなかの力だ……ノゾミ・ナカムラ。
ジニアたちはお前を酷評していたが、本当に力“だけ”はなかなかのものだな。
………それ以外はツマラナイ奴だが」
ディスペアーは立ち上がると変身を解く。
まるでエクスライザーのテストをしていただけとでも言うように。
背後で私たちの戦いを見物していたジルも立ち上がるとネスの隣に並び立つ。
「おつかれ様………なかなか楽しかったよ。さ、行こっか」
「…………」
「待つだっちゃ………まだ決着は………!」
ジルがパチン、と指をならせばその背後にオーロラカーテンが現れる。
どうやらもう奴等には戦う意思はないようだ。
だが……ここでやつらを倒さなければ私の世界は救われない。
だから動かなきゃ………でも、もう体が動かない。
意識も遠退いて行く。
「じゃあね~、仮面ラーーーイダの諸君♪」
私たちを文字通りコテンパンにしたRe:BUILDのライダーたち。
周囲を見てみれば将さんやセッテが横たわっている。
輝くんに至っては巨大なクレーターの真ん中で某ヤムチャさんのように横たわっている。
………幸い、理緒は無事だったようだが。
私たちは自分たちで攻めこんでおいて見事に返り討ちに遇った。
本当の意味での“完敗”と言う奴だ。
私たちは……………“また負けたんだ”。
「まっ…………て……………!」
「ノゾミちゃんっ!!」
目の前のもうひとりの私に……ネスに手を伸ばす。
私に駆け寄る理緒。
それを冷たい目で見つめる彼女。
やがて、徐々にフェードアウトするかのように私の視界は暗くなっていき、私の意識はそこで途絶えたのであった。