2話:魔法少女としてがんばります!……ってどおしてだよォォ!!

《イッポンデース!ニホンデース!

サンボンデース!ヨンホンデース!》


ホルダーに装填されていた2本のカプセルと、ジュエルから変化させたエグゼイドのカプセル、ダブルのカプセルを装填する。



《究極ダイカイガンデーーーース!

イーッテクダサーーイ勇騎ボーーーイ!!》


ビルドとゴースト、エグゼイドとダブル。

4人のライダーたちの“力”が解放され、それぞれのライダーを象徴するようなカラーリングの光を刃に纏わせる。



…………珍妙なガイダンスボイスは俺の趣味じゃない、断じてだ。



《エクスライザー………ノヴァ………!》


対するアシッドローグもふたつのカプセルの力を解放し、その剣に纏わせる。



「「はっ!!」」


同時に地面を蹴り、駆け出す。


ライダーを超えた存在と怪人を超えた存在。


互いに人知を超えし者の中でも、更にその領域を超えた者たちだ。


恐怖すら覚えてしまうほどに一瞬でその距離は縮まってしまう。




────だが、それで俺が止まる訳がない。





《アルティメットダイカイガンブレイク!!》





「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」



互いに巨大なエネルギーの塊となった光刃をぶつけ合う。



やがて眩い光が俺たちを包み………



直後、爆風と炎が俺たちふたりの体を包むのであった。
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