2話:魔法少女としてがんばります!……ってどおしてだよォォ!!

───ガツンッ!



俺たちの武器が何度もぶつかり合う。

ぶつかり合った刃と刃から火花が飛び散り、その接戦を物語る。


それと同時にぶつかり合うのは氷の牙と炎の龍。


だが………



「ぐっ…………!

これが第二次ライダー大戦の覇者の力か………!」



───戦況は圧倒的にこちらが有利。


当たり前だ。


こちらはあの坂本龍馬の英霊ゴーストを宿しているんだからな。


それにエクスライザーは“力の継承”を終えたライダーの力なら通常以上に引き上げることができる。


ビルドのカプセルも、ゴーストのカプセルも俺の所有しているジュエルからカプセルに変化させたもの。




どちらも継承済みだ………!





「あいつらのリーダーをやってるのは……

伊達じゃねぇんだよ……!はぁぁっ!!」


《ゴースト!バースト!》

《ダイカイガン!リョウマ!オメガドライブ!!》


解放されるカプセルの力。

蒼炎の龍が2体に増え、剣を振るう。


2体の龍は巨大な口を開け、目の前の獲物目掛けて牙を剥く。



《エレキスチーム!》


「なめるな……!」


やつは俺から距離をとると、地面に突き立てる。

その瞬間、雷撃が迸り巨大な壁を作り上げ、2体の龍を阻む。


こちらも2体のライダーの力を共鳴させて能力を底上げしているが、あちらの能力も明らかに元の怪人たちよりパワーアップしている。




これがデュアルフュージョン体同士の戦い。
ライダーや怪人を超えたもの同士の戦いだ。
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