2話:魔法少女としてがんばります!……ってどおしてだよォォ!!
──ULYTE SIDE──
「流石は“世界の破壊者”……。
数々の世界を救った伝説のライダーと言ったところね」
私、“フェイト・T ・アーチャー”……
いや、ここで“吉田 英華”と名乗っておくべきね。
ユライトへと変身した私は、世界の破壊者の異名を持つ伝説の戦士……ディケイドと剣を交えていたが、やはり伝説の戦士と言うだけはある。
一向に決定打を与えられずにいた。
「どうした……神龍の2つ名は飾りか?」
刃を振るいながら挑発するかのように言い放つ相手。
安い挑発に乗るほど私もバカではないが、あれだけ激戦をこなしておいて全くと言っていいほど息切れをしていない。
「それは、どうかしら?」
ディケイトの刀をバックラーで受け止め、彼の武器の根元を掴む。
ディケイトの武器、『ライドブッカー』は銃と剣、そしてカードを保管するホルダーの3携帯に変形する。
しかし、その変形機構のため武器使用時にカードを使えないなどのデメリットもある。
剣としてのライドブッカー……“ライドブッカ・ソードモード”は、その変形機構の弊害か刃は切っ先から刀身の全長の半分程度。
もしかしたらもう少し短いかもしれない。
刀身からホルダーや銃身として機能する“鍔”までの間の刃を格納する黒い部分を掴んでしまえばこちらの手を傷つけることなく相手の剣を掴めてしまうのだ。
また、ディケイトはカードにその能力を依存するライダー。
そのカードを格納するライドブッカーを奪われてしまえば途端に特徴のないライダーとなってしまう………というわけだ。
《CAST OFF》
至近距離からの脱皮……『キャストオフ』。
バックルに装着されたゼクターの操作によって、上半身を中心に纏われた強固な鎧を自ら吹き飛ばし、それと同時に高機動形態『ライダーフォーム』となるのだ。
ちなみに、装甲の飛散速度はマッハ5.5に及び、この機構そのものが無差別全体攻撃へと変貌する。
「ぐっ………!」
キャストオフで飛んできた装甲を生身で避けるほどの身体能力を持つ破壊者いえど、武器を掴まれた一瞬に至近距離でのキャストオフには流石に反応は出来なかったみたい。
全てを回避出来た訳ではなく、装甲を至近距離から叩きつけられ、武器を握っていた手を離してしまい、大きく仰け反った。
《CHANGE………SHADOW》
ディケイドが仰け反ったと同時にこちらも多段変身が完了する。
一回り小さくなった頭部。
首に現れたマフラーが口許を隠す。
剣士から一転、忍のような姿となったユライト。
これがユライトのライダーフォームである。
《ZWEI,KUNAI FORM》
「クロックアップ…………!」
《CLOCK UP》
ディケイドから奪い取ったライドブッカーを右手に、そして私の相棒『バルディッシュ』の分身である『バルディッシュ・ツヴァイ』をクナイ形態に変形させる。
そして………私は高速の世界へ突入するのであった。
「流石は“世界の破壊者”……。
数々の世界を救った伝説のライダーと言ったところね」
私、“フェイト・T ・アーチャー”……
いや、ここで“吉田 英華”と名乗っておくべきね。
ユライトへと変身した私は、世界の破壊者の異名を持つ伝説の戦士……ディケイドと剣を交えていたが、やはり伝説の戦士と言うだけはある。
一向に決定打を与えられずにいた。
「どうした……神龍の2つ名は飾りか?」
刃を振るいながら挑発するかのように言い放つ相手。
安い挑発に乗るほど私もバカではないが、あれだけ激戦をこなしておいて全くと言っていいほど息切れをしていない。
「それは、どうかしら?」
ディケイトの刀をバックラーで受け止め、彼の武器の根元を掴む。
ディケイトの武器、『ライドブッカー』は銃と剣、そしてカードを保管するホルダーの3携帯に変形する。
しかし、その変形機構のため武器使用時にカードを使えないなどのデメリットもある。
剣としてのライドブッカー……“ライドブッカ・ソードモード”は、その変形機構の弊害か刃は切っ先から刀身の全長の半分程度。
もしかしたらもう少し短いかもしれない。
刀身からホルダーや銃身として機能する“鍔”までの間の刃を格納する黒い部分を掴んでしまえばこちらの手を傷つけることなく相手の剣を掴めてしまうのだ。
また、ディケイトはカードにその能力を依存するライダー。
そのカードを格納するライドブッカーを奪われてしまえば途端に特徴のないライダーとなってしまう………というわけだ。
《CAST OFF》
至近距離からの脱皮……『キャストオフ』。
バックルに装着されたゼクターの操作によって、上半身を中心に纏われた強固な鎧を自ら吹き飛ばし、それと同時に高機動形態『ライダーフォーム』となるのだ。
ちなみに、装甲の飛散速度はマッハ5.5に及び、この機構そのものが無差別全体攻撃へと変貌する。
「ぐっ………!」
キャストオフで飛んできた装甲を生身で避けるほどの身体能力を持つ破壊者いえど、武器を掴まれた一瞬に至近距離でのキャストオフには流石に反応は出来なかったみたい。
全てを回避出来た訳ではなく、装甲を至近距離から叩きつけられ、武器を握っていた手を離してしまい、大きく仰け反った。
《CHANGE………SHADOW》
ディケイドが仰け反ったと同時にこちらも多段変身が完了する。
一回り小さくなった頭部。
首に現れたマフラーが口許を隠す。
剣士から一転、忍のような姿となったユライト。
これがユライトのライダーフォームである。
《ZWEI,KUNAI FORM》
「クロックアップ…………!」
《CLOCK UP》
ディケイドから奪い取ったライドブッカーを右手に、そして私の相棒『バルディッシュ』の分身である『バルディッシュ・ツヴァイ』をクナイ形態に変形させる。
そして………私は高速の世界へ突入するのであった。