2話:魔法少女としてがんばります!……ってどおしてだよォォ!!
「「「「のぞーん………」」」」
「…………」
平和ボケした顔をしたタコともクラゲともつかない謎の生き物。
ソイツらは、のほほんと空中を漂っている。
どれだけ強大な力を手に入れたとはいえ、変身しているのはノゾミ・ナカムラ。
頭がお花畑の小娘だ。
だが…………
「………なんだこれ」
なんだろうか、気が引けてしまう。
認めたくはないが、自分の顔を自分で殴るようなそんな気分。
それに………こいつら………………
「結構可愛「のぞぉぉぉぉぉん!!」
ぐはぁぁぁぁぁぁ!!」
このタコのような生物………タコのぞは急に高速で動き始めるとその触手のような腕で私を殴り飛ばしたのだ。
───油断していたとはいえ、この私ですら反応出来なかった。
私は惨めに地面に叩きつけられた。
まさか…………!
ここにいる連中で、この私に決定打を与えたのがノゾミ・ナカムラでも奴らの中で一番の実力者である赤津将でもなく。
この平和ボケした顔のタコだとは!
「「「「「のぞぉぉぉぉぉん!」」」」」
「っ!このタコ……ふざけるな……っ!」
私を殴り飛ばしたのを皮切りに、タコ共は一斉に高速で飛び回り、殴りかかる。
ライダーをライダーを超えた存在に変えるエクスライザーの力は伊達ではない。
あの小さなタコ1匹のパワーもスピードも、これまでの奴の最強形態である『インフィニットエクシード』や私のディスペアーの強化形態である『エクシードディスペアー』すら遥かに凌駕する。
同じくエクスライザーを使っている今でこそタコ共の攻撃は、なんとか対応出来てはいるが…………
エクスライザーでデュアルフュージョンしていなければ………。
───あのタコの一撃で、私は確実に殺されていた。
「…………このタコ共が」
あのタコのような見た目の存在がこれまでのノゾミ・ナカムラや私より強いなどとは正直認めたくはない。
だが、理解できてしまった。
事実はそうなのだと。
まるで私たちのこれまでの戦いをヒーローごっこだったと否定するかのように。
ある意味で、残酷な事実を叩きつけてくる。
「笑わせるな…………!」
呼道勇騎や赤津将との戦いでは使わなかったが、ノゾミ・ナカムラの“影”である私もノゾミ・ナカムラと同じく未来を“視る”事ができる。
俗に言う“未来予知”という奴だろうか。
だが、私やノゾミ・ナカムラの未来予知も呼道勇騎と同じく確実に未来を予知することは出来ない。
だからこそ、だ。
私自身の勘と技術で欠点をカバーすることにより、私の未来予知は限りなく完全なものに近づく………!
《PUPPETEER!MAXIMUM-DRIVE!》
全てのタコの軌道を予測し、全てを回避してみせる。
そしてそれと同時にパペティアーのガイアメモリを装填。
両腕から放たれた糸が、巨大なタコ以外の小粒のタコ共を捕らえる。
これでこのタコ共は私のモノ、というわけだ。
《ROCKET!HEAT!LUNA!MAXIMUM- DRIVE!》
解放されるガイアメモリの力。
操ったタコ共の全身が炎に包まれ、触手からはロケットのブースターのように炎が勢いよく吹き出している。
そして………
「大きな花火を打ち上げてやろう………行け!」
「のぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!」
「ピヨるだっちゃぁぁぁぁ~~~!!」
私の指示と共に一斉に放たれるタコのミサイル。
それは村瀬理緒を避け、平和ボケした顔の女……ノゾミ・ナカムラことプリティ☆のぞみんと巨大なタコに襲いかかる。
ロケットでミサイルに変え、ヒートで熱量と破壊力を上げ、それをルナによって確実に奴だけを狙い落とす技とする。
自分で言うのも難だが、計算された一撃。
どれだけ奴が強くなろうが私はそれすら超えてみせる。
見ろ、これが今の私の力だ…………!
「…………」
平和ボケした顔をしたタコともクラゲともつかない謎の生き物。
ソイツらは、のほほんと空中を漂っている。
どれだけ強大な力を手に入れたとはいえ、変身しているのはノゾミ・ナカムラ。
頭がお花畑の小娘だ。
だが…………
「………なんだこれ」
なんだろうか、気が引けてしまう。
認めたくはないが、自分の顔を自分で殴るようなそんな気分。
それに………こいつら………………
「結構可愛「のぞぉぉぉぉぉん!!」
ぐはぁぁぁぁぁぁ!!」
このタコのような生物………タコのぞは急に高速で動き始めるとその触手のような腕で私を殴り飛ばしたのだ。
───油断していたとはいえ、この私ですら反応出来なかった。
私は惨めに地面に叩きつけられた。
まさか…………!
ここにいる連中で、この私に決定打を与えたのがノゾミ・ナカムラでも奴らの中で一番の実力者である赤津将でもなく。
この平和ボケした顔のタコだとは!
「「「「「のぞぉぉぉぉぉん!」」」」」
「っ!このタコ……ふざけるな……っ!」
私を殴り飛ばしたのを皮切りに、タコ共は一斉に高速で飛び回り、殴りかかる。
ライダーをライダーを超えた存在に変えるエクスライザーの力は伊達ではない。
あの小さなタコ1匹のパワーもスピードも、これまでの奴の最強形態である『インフィニットエクシード』や私のディスペアーの強化形態である『エクシードディスペアー』すら遥かに凌駕する。
同じくエクスライザーを使っている今でこそタコ共の攻撃は、なんとか対応出来てはいるが…………
エクスライザーでデュアルフュージョンしていなければ………。
───あのタコの一撃で、私は確実に殺されていた。
「…………このタコ共が」
あのタコのような見た目の存在がこれまでのノゾミ・ナカムラや私より強いなどとは正直認めたくはない。
だが、理解できてしまった。
事実はそうなのだと。
まるで私たちのこれまでの戦いをヒーローごっこだったと否定するかのように。
ある意味で、残酷な事実を叩きつけてくる。
「笑わせるな…………!」
呼道勇騎や赤津将との戦いでは使わなかったが、ノゾミ・ナカムラの“影”である私もノゾミ・ナカムラと同じく未来を“視る”事ができる。
俗に言う“未来予知”という奴だろうか。
だが、私やノゾミ・ナカムラの未来予知も呼道勇騎と同じく確実に未来を予知することは出来ない。
だからこそ、だ。
私自身の勘と技術で欠点をカバーすることにより、私の未来予知は限りなく完全なものに近づく………!
《PUPPETEER!MAXIMUM-DRIVE!》
全てのタコの軌道を予測し、全てを回避してみせる。
そしてそれと同時にパペティアーのガイアメモリを装填。
両腕から放たれた糸が、巨大なタコ以外の小粒のタコ共を捕らえる。
これでこのタコ共は私のモノ、というわけだ。
《ROCKET!HEAT!LUNA!MAXIMUM- DRIVE!》
解放されるガイアメモリの力。
操ったタコ共の全身が炎に包まれ、触手からはロケットのブースターのように炎が勢いよく吹き出している。
そして………
「大きな花火を打ち上げてやろう………行け!」
「のぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!」
「ピヨるだっちゃぁぁぁぁ~~~!!」
私の指示と共に一斉に放たれるタコのミサイル。
それは村瀬理緒を避け、平和ボケした顔の女……ノゾミ・ナカムラことプリティ☆のぞみんと巨大なタコに襲いかかる。
ロケットでミサイルに変え、ヒートで熱量と破壊力を上げ、それをルナによって確実に奴だけを狙い落とす技とする。
自分で言うのも難だが、計算された一撃。
どれだけ奴が強くなろうが私はそれすら超えてみせる。
見ろ、これが今の私の力だ…………!