後編

「まだまだぁ!」


今度はキバ・ガルルフォームが使う剣……ガルルセイバーを装備すると、装甲と複眼が青色に染まる。

すると身体がなんだか軽くなったような感じがする。

そして地面を蹴ると、今までとは比べ物にならないくらいのスピードで吹っ飛んでいった鎧武者に肉薄。

あっという間に追いつくと渾身の力でガルルセイバーを振り下ろす。



「!?」


ガルルセイバーの一撃をくらい、火花を散らしながら地面に叩きつけられる鎧武者。

しかし、鎧武者はすかさず立ち上がると駆け出し斬りかかる。



だが………



「俺も忘れて貰っちゃ困るぜ!」


クロスのアストロランチャーによる砲撃が飛んでくる。

それをモロに喰らった鎧武者は体制を崩してしまう。


よし、今がチャンスだ!



「将さん!!」


「オーケー!アストロハンド!アストロブレード!」


《エクスライザーブレイズ!》


《コズミックハンド!ギャラクシー・ザ・ムーン!》


装甲と複眼を元の赤色に戻すと、俺はエクスライザーで左腕のホルダーに装填されたライダーカプセルを読み込ませ、クロスは右腕を刀……アストロブレードに換装させるとバックルのレバーを再度引き俺は右脚に、クロスはアストロブレードにエネルギーをチャージする。

そして、俺の発したオーラにより辺りが月夜に変わると一気に駆け出し距離を詰め、クロスはアストロブレードの強力な一閃で鎧武者の装甲を切り裂き、俺は天高く舞い上がって空中で一回転しライダーキックをかます。



「これで………どうだぁぁぁぁぁぁっ!!」


更に右脚に力を込めて渾身の力で鎧武者を蹴り飛ばす。


「!!?」


吹っ飛ばされた鎧武者は爆炎に包まれた。
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