後編

着地すると同時に、テレキネシスの効果も切れ、地面に叩きつけられる鎧武者。



「どうだ!?」


俺と将さんでかなりのダメージを与えたはずだ。

普通ならもう立ち上がれないだろう。

しかし………



「…………!」


むくり、と立ち上がる鎧武者。

まるで痛みを感じていないと言った感じだ。



「マジかよ………!だったら………将さん!」


「おう!」


《クウガ!》


《キバ!》



《仮面ライダーフォーゼ!》


《仮面ライダースーパー1!》


すかさず俺とクロスは新たなカプセルとアンプルを起動。

それぞれホルダーとドライバーに装填していく。

そして俺はカプセルをエクスライザーで読み込ませ、クロスはバックルのレバーを引く。



「クウガ!キバ!……操るぜ、力!変身!!」


「フォーゼさん!スーパー1さん!……拳強さ、お借りします!……変身!!」


《デュアルフュージョン!ヴァルツ!マイティムーンブレイク!》


《輝け4つの光!今こそ目覚める究極の力!》



《クロスライド!コズミックハンド!》


ガイダンスボイスと共に俺たちの体はまばゆい光や蒸気に包まれる。

そして現れたのは………。
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