前編
「ちぃっ………!」
確かに手応えはあった。
………が、クロスは倒れない。
まぁ、特訓だし倒す訳にもいかないんだけど。
だが、こちらの心配をよそに新しいライダーアンプルを準備しているではないか。
「次で決めるっ!」
これ以上戦いを長引かせてもアレだ。
分身もろともクロックアップを発動させ切り掛かる。
しかし………
「「「!?」」」
クロスの体が光に包まれたと思ったら身体中に文字通り電撃が走る。
「うわぁぁぁぁぁぁ!!」
これにはたまらず分身も消滅し、クロックアップも解除される。
電撃から解放されるとその場で片膝をついてしまう。
「まさか………!」
クロスのいる方へと視線を向ける。
そこにいたのは………
金と赤の装甲、黒いアンダースーツ、カブトムシ、クワガタムシ両方を模した角にクラッシャー。
仮面ライダーストロンガーと仮面ライダークウガを掛け合わせたような姿のクロス……
そう、忘れもしない。
はじめての特訓の際、俺はこの姿にボコられたんだ。
「ストロンガーさん、クウガさん。痺れる技、お借りします……!」
《クロスライド!ライジングチャージャー!》
確かに手応えはあった。
………が、クロスは倒れない。
まぁ、特訓だし倒す訳にもいかないんだけど。
だが、こちらの心配をよそに新しいライダーアンプルを準備しているではないか。
「次で決めるっ!」
これ以上戦いを長引かせてもアレだ。
分身もろともクロックアップを発動させ切り掛かる。
しかし………
「「「!?」」」
クロスの体が光に包まれたと思ったら身体中に文字通り電撃が走る。
「うわぁぁぁぁぁぁ!!」
これにはたまらず分身も消滅し、クロックアップも解除される。
電撃から解放されるとその場で片膝をついてしまう。
「まさか………!」
クロスのいる方へと視線を向ける。
そこにいたのは………
金と赤の装甲、黒いアンダースーツ、カブトムシ、クワガタムシ両方を模した角にクラッシャー。
仮面ライダーストロンガーと仮面ライダークウガを掛け合わせたような姿のクロス……
そう、忘れもしない。
はじめての特訓の際、俺はこの姿にボコられたんだ。
「ストロンガーさん、クウガさん。痺れる技、お借りします……!」
《クロスライド!ライジングチャージャー!》