前編
《ガンガンクナイ!》
変身と同時に召喚されるクナイ型の武器。
どうやらこのガンガンクナイっていうのがこいつの専用武器らしい。
「さぁ………風の力、味わいな」
「て、天の道を往き命を燃やしまくるぜ!」
「なんじゃそりゃ……まっ、いっか!」
俺の即興で考えた決め台詞にツッコミを入れつつもクロスは駆け出す。
あっという間に縮まる距離。
そこからクロスは風を纏った烈脚を放つ。
「は、速い………!」
駄目だ、全く反応出来ない!
避けることもガードする事も出来ない。
だが攻撃が当たる直前、突如として俺の体が淡い光に包まれる。
「何!?」
その瞬間、クロスの蹴りは俺の体を文字通りすり抜けたのだ。
「…………え?」
当たったと思ったのに。
俺は思わず呆気に取られてしまう。
「そうか………ゴーストさんの力か………!
ボケっとしてんなよ、椿!」
「や、やべっ!」
なおも迫るクロスの連続蹴り。
俺はそれを先ほどの能力を駆使して回避していく。
蹴りの風圧を喰らうたびにふわりふわりと宙を泳ぐ姿はまさにゴーストのよう。
「おらぁっ!」
蹴りによる攻撃を回避するとふわりとクロスの背後に回りこむ。
そして死霊のごとく地面に引きずり込まん勢いでクロスの肩を掴むとクロスに蹴りを放つ。
「ちぃっ………!」
クロスは超人的な反応で振り向き様に蹴りをガードし大きく後退する。
「…………やるじゃねぇか。
いつしかの特訓から見違えるくらいだぜ?」
「俺も成長してんだよ!」
変身と同時に召喚されるクナイ型の武器。
どうやらこのガンガンクナイっていうのがこいつの専用武器らしい。
「さぁ………風の力、味わいな」
「て、天の道を往き命を燃やしまくるぜ!」
「なんじゃそりゃ……まっ、いっか!」
俺の即興で考えた決め台詞にツッコミを入れつつもクロスは駆け出す。
あっという間に縮まる距離。
そこからクロスは風を纏った烈脚を放つ。
「は、速い………!」
駄目だ、全く反応出来ない!
避けることもガードする事も出来ない。
だが攻撃が当たる直前、突如として俺の体が淡い光に包まれる。
「何!?」
その瞬間、クロスの蹴りは俺の体を文字通りすり抜けたのだ。
「…………え?」
当たったと思ったのに。
俺は思わず呆気に取られてしまう。
「そうか………ゴーストさんの力か………!
ボケっとしてんなよ、椿!」
「や、やべっ!」
なおも迫るクロスの連続蹴り。
俺はそれを先ほどの能力を駆使して回避していく。
蹴りの風圧を喰らうたびにふわりふわりと宙を泳ぐ姿はまさにゴーストのよう。
「おらぁっ!」
蹴りによる攻撃を回避するとふわりとクロスの背後に回りこむ。
そして死霊のごとく地面に引きずり込まん勢いでクロスの肩を掴むとクロスに蹴りを放つ。
「ちぃっ………!」
クロスは超人的な反応で振り向き様に蹴りをガードし大きく後退する。
「…………やるじゃねぇか。
いつしかの特訓から見違えるくらいだぜ?」
「俺も成長してんだよ!」