Chapter.4 ふたりなら
「…………わかった」
何故だろう。
彼女が自分と似ていたからだろうか。
それとも彼女からあかりんの面影を見いだしたからだろうか。
俺は騙されることを覚悟の上で彼女を信じてみることにした。
むしろ俺を騙しているのなら、騙されてもいい……とすら思えてしまった。
何故だろう、そんなことをしても俺にはメリットはないのに。
俺ももう疲れていたのだろうか。
もう楽になりたいと思っているからだろうか。
──いや、彼女が嘘をついていないと確信したからだと思いたい。
俺はどこか不安げに俺を見つめるベル薔薇の目をしっかりと見据える。
「………ミッチー?」
「君の話に乗るよ。俺は君の力を借りる。
君は俺を好きに使えばいい。
それであかりんを助けられるんなら………なんだってする」
「なら決まりやな!!」
その言葉を聞いた途端、ベル薔薇はぱあっと表情が明るくなる。
────やっぱり似てる。
その笑顔にあかりんの面影を重ねてしまう。
いけないって分かってるのにダメだな………。
少しの間離れてるだけなのに、
こんなにも………こんなにも会いたいなんて。
早く、あかりんを助けなきゃ。
そんな風に感傷に浸っていると彼女は………
「そうと決まったら同盟組んだ記念やな!!」
「………へ?」
こちらの想いを知ってか知らずか。
彼女はにんまりと笑うとポケットから何かを取り出し、俺に差し出した。
「これは……………!!」
彼女が浸き出した手を開けば眩い光が漏れる。
そっと覗き込んで見れば彼女の手のなかにあったものは、眩い光の宝珠。
そう、ライダージュエル。
それも、あちらの世界では見ることのなかったライダーたちの姿が刻まれたもの。
俺はこの未知のジュエルを前に、新たな戦いが始まる予感を感じていた。
何故だろう。
彼女が自分と似ていたからだろうか。
それとも彼女からあかりんの面影を見いだしたからだろうか。
俺は騙されることを覚悟の上で彼女を信じてみることにした。
むしろ俺を騙しているのなら、騙されてもいい……とすら思えてしまった。
何故だろう、そんなことをしても俺にはメリットはないのに。
俺ももう疲れていたのだろうか。
もう楽になりたいと思っているからだろうか。
──いや、彼女が嘘をついていないと確信したからだと思いたい。
俺はどこか不安げに俺を見つめるベル薔薇の目をしっかりと見据える。
「………ミッチー?」
「君の話に乗るよ。俺は君の力を借りる。
君は俺を好きに使えばいい。
それであかりんを助けられるんなら………なんだってする」
「なら決まりやな!!」
その言葉を聞いた途端、ベル薔薇はぱあっと表情が明るくなる。
────やっぱり似てる。
その笑顔にあかりんの面影を重ねてしまう。
いけないって分かってるのにダメだな………。
少しの間離れてるだけなのに、
こんなにも………こんなにも会いたいなんて。
早く、あかりんを助けなきゃ。
そんな風に感傷に浸っていると彼女は………
「そうと決まったら同盟組んだ記念やな!!」
「………へ?」
こちらの想いを知ってか知らずか。
彼女はにんまりと笑うとポケットから何かを取り出し、俺に差し出した。
「これは……………!!」
彼女が浸き出した手を開けば眩い光が漏れる。
そっと覗き込んで見れば彼女の手のなかにあったものは、眩い光の宝珠。
そう、ライダージュエル。
それも、あちらの世界では見ることのなかったライダーたちの姿が刻まれたもの。
俺はこの未知のジュエルを前に、新たな戦いが始まる予感を感じていた。