Chapter.3:ゆりかちゃん
「あっ、私の部屋いきましょー!」
「「うん!」」
俺たちは優里香ちゃんに誘われ、2階の優里香ちゃんの部屋へ。
優里香ちゃんの部屋はピンクや白のかわいらしいカーテンや壁紙などで彩られており、ポケモンのぬいぐるみもいくつか飾られている。
昔と変わってない………学生時代は優里香ちゃんに連れられて、よくここでみんなとカードゲームしたり、スマブラとかしたりして遊んだっけ。懐かしいな………。
「久しぶりだなぁ……ここに来るの。あの時8歳だから………小学2年生だっけ?」
「はい!」
「にしても8歳でみっちゃんをおうちに連れ込むなんて………
………お主もやり手ですなぁ~」
「そんなことも………ありますよぉ~」
…………なんだろう、この女子たちのノリ。
俺は苦笑することしかできない。
別におうちに来たからといって何かある訳でもないし、それに秋くんやあかりんと一緒に来てるんだ。
まぁ………でも、本当に元気そうでよかった。
「そうだ………私、道紀さん来たらやりたいな~って思ってたことあるんですよぉ」
俺たち3人は部屋の中央のテーブルを囲むようにして座ると優里香ちゃんが口を開く。
その顔は頬を赤く染めて、しきりに笑みを浮かべている。
………うん、嫌な予感しかしない。
「な、なに………?」
「ふふっ、それはですね~……じゃっじゃーん!!」
顔がひきつる俺をよそに優里香ちゃんはベッドに置いてあった大きな袋を持ってきては、袋から中のものを取り出した。
「………ゑ?」
それは女の子用の服。
学生服をイメージした服に合わせてガーターベルトと黒いニーソックス、そしてご丁寧に女性用下着まである。
ちなみに何枚かタオルまであるのは……嗚呼、胸につめろということか。
「なにこれ?………俺に着ろと?」
「いえーす★」
無駄にいい笑顔でピースサインをする優里香ちゃん。
いえーす★じゃないから!
俺もこういうの着たいわけじゃないから!
「いやいやいや……流石に俺も学生じゃないし………」
「あれー?明梨さんと女装プレイしてるんじゃないんですかー?」
「誰がするかぁ!ていうかどこでそんな言葉覚えてきたのさ!?
ま、真由先輩!優里香ちゃんを…………」
優里香ちゃんがどこでそういう知識を仕入れてくるのかは知らないが、流石にこの歳で女装はしたくはない。
俺は真由先輩に助けを求めるのだが………
「みっちゃん…………
光あれ★」
こっちも無駄にいい笑顔で俺の肩に手を置く。
これは……あれか?
俺に味方はいないというやつか?
「えー………そ、そんなぁ………」
間違いない。
これは逃げた方がいいやつだ。
俺は後退りつつも、ゆっくりゆっくりと出口に向かう。
しかし、欲望を解放した女性陣たちに、俺ごときがかなう訳もなく。
「「観念しろーーーーーー!!!」」
「いやぁぁぁ~~~~~~~!!」
我ながら情けない悲鳴をあげてしまった。
でも、仕方ないだろう?女の子ふたりがかりに女装させられたのだから。
うーん………我ながらやっぱり………
…………恥ずかしすぎる……。
「「うん!」」
俺たちは優里香ちゃんに誘われ、2階の優里香ちゃんの部屋へ。
優里香ちゃんの部屋はピンクや白のかわいらしいカーテンや壁紙などで彩られており、ポケモンのぬいぐるみもいくつか飾られている。
昔と変わってない………学生時代は優里香ちゃんに連れられて、よくここでみんなとカードゲームしたり、スマブラとかしたりして遊んだっけ。懐かしいな………。
「久しぶりだなぁ……ここに来るの。あの時8歳だから………小学2年生だっけ?」
「はい!」
「にしても8歳でみっちゃんをおうちに連れ込むなんて………
………お主もやり手ですなぁ~」
「そんなことも………ありますよぉ~」
…………なんだろう、この女子たちのノリ。
俺は苦笑することしかできない。
別におうちに来たからといって何かある訳でもないし、それに秋くんやあかりんと一緒に来てるんだ。
まぁ………でも、本当に元気そうでよかった。
「そうだ………私、道紀さん来たらやりたいな~って思ってたことあるんですよぉ」
俺たち3人は部屋の中央のテーブルを囲むようにして座ると優里香ちゃんが口を開く。
その顔は頬を赤く染めて、しきりに笑みを浮かべている。
………うん、嫌な予感しかしない。
「な、なに………?」
「ふふっ、それはですね~……じゃっじゃーん!!」
顔がひきつる俺をよそに優里香ちゃんはベッドに置いてあった大きな袋を持ってきては、袋から中のものを取り出した。
「………ゑ?」
それは女の子用の服。
学生服をイメージした服に合わせてガーターベルトと黒いニーソックス、そしてご丁寧に女性用下着まである。
ちなみに何枚かタオルまであるのは……嗚呼、胸につめろということか。
「なにこれ?………俺に着ろと?」
「いえーす★」
無駄にいい笑顔でピースサインをする優里香ちゃん。
いえーす★じゃないから!
俺もこういうの着たいわけじゃないから!
「いやいやいや……流石に俺も学生じゃないし………」
「あれー?明梨さんと女装プレイしてるんじゃないんですかー?」
「誰がするかぁ!ていうかどこでそんな言葉覚えてきたのさ!?
ま、真由先輩!優里香ちゃんを…………」
優里香ちゃんがどこでそういう知識を仕入れてくるのかは知らないが、流石にこの歳で女装はしたくはない。
俺は真由先輩に助けを求めるのだが………
「みっちゃん…………
光あれ★」
こっちも無駄にいい笑顔で俺の肩に手を置く。
これは……あれか?
俺に味方はいないというやつか?
「えー………そ、そんなぁ………」
間違いない。
これは逃げた方がいいやつだ。
俺は後退りつつも、ゆっくりゆっくりと出口に向かう。
しかし、欲望を解放した女性陣たちに、俺ごときがかなう訳もなく。
「「観念しろーーーーーー!!!」」
「いやぁぁぁ~~~~~~~!!」
我ながら情けない悲鳴をあげてしまった。
でも、仕方ないだろう?女の子ふたりがかりに女装させられたのだから。
うーん………我ながらやっぱり………
…………恥ずかしすぎる……。