願葉区から北に位置する葉月区の住宅街に向かって車を走らせる。





すると………







ドォォォォォォォォォン！！







「「「！？」」」



どこからともなく爆発音が聞こえてきた。


真由先輩は慌てて車を停める。



パニックになり逃げ惑う住人たち。





「またかよ！」



数日でまた怪物のおでましか。



俺は車から降りるとベルト、プライムレイザーを装着する。





「真由先輩とジルは先に逃げてて！」


「その傷で戦えるの！？」


「大丈夫。俺は大丈夫だから早く逃げて！」


「……わかった！」



そういうと真由先輩は車を走らせジルと共に避難していった。





「さて、行きますか！」


真由先輩とジルを見送ると逃げ惑う人々をかき分けながら単身戦場へと向かっていった。