Chapter.1:みっちゃん
握った彼女の手はひんやりと冷たく、それが本当にここで待ってくれていたのだという事を教えてくれる。
そんなに楽しみにしてくれていたなんて……
俺はなんだか申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
今度からは気をつけよう、うん。
「あの………」
「この辺もすっかり変わったよね」
言いかけるよりも早くあかりんが口を開く。
彼女の顔を覗き込むと彼女は微笑んでくれたがその表情にはかげりがあった。
そっか………思い出しちゃったのか。
「ここにはゲーセンがあってさ、よく学校の帰りに3人で行ったよね」
「うん………」
3人とは俺とあかりんと………それから俺の親友である緑川 秋(みどりかわ あき)のことだ。
秋くんは少々面倒くさいところもあったがいい友人だった。
特に仮面ライダーとして一緒に戦ってくれると言ってくれた時は嬉しかった。
それからは2人でダブルライダーなんて言ってさ………一緒に辛い戦いを乗り越えてきたんだ。
だが……秋くんはもうここにはいない。
彼はもう……。
そんなに楽しみにしてくれていたなんて……
俺はなんだか申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
今度からは気をつけよう、うん。
「あの………」
「この辺もすっかり変わったよね」
言いかけるよりも早くあかりんが口を開く。
彼女の顔を覗き込むと彼女は微笑んでくれたがその表情にはかげりがあった。
そっか………思い出しちゃったのか。
「ここにはゲーセンがあってさ、よく学校の帰りに3人で行ったよね」
「うん………」
3人とは俺とあかりんと………それから俺の親友である緑川 秋(みどりかわ あき)のことだ。
秋くんは少々面倒くさいところもあったがいい友人だった。
特に仮面ライダーとして一緒に戦ってくれると言ってくれた時は嬉しかった。
それからは2人でダブルライダーなんて言ってさ………一緒に辛い戦いを乗り越えてきたんだ。
だが……秋くんはもうここにはいない。
彼はもう……。