Chapter.1:みっちゃん
「ぐっ………!」
爆炎から現れる男。
どうやら無事だったようである。
だがその体は満身創痍そのものであり、戦える状態ではない。
「まさかこの私が敗れるとは……。覚えていろ!」
《ケツァルコアトルスドーパント!》
三下のような台詞とともに男はカプセルを起動させ、赤い握力計みたいな機械で読み込む。
すると金色の輝きとともに、巨大な翼竜の如き怪物が現れる。
男は翼竜………ケツァルコアトルスドーパントの背中に飛び乗るとケツァルコアトルスドーパントと共に何処かに飛び去っていった。
「………終わった………うっ」
男が撤退するのを確認するとベルトを外し変身を解除する。
それと同時に片膝をつくと吐血してしまう。
鎮痛剤で痛みはひいているがやはりダメージは残っているようだ。
でも………
「はぁ………はぁ………
………逃げ遅れた人を助けないと」
なんとか立ち上がると辺りを見回しながら生存者を探して街を散策する。
ひとりでも多くの人を助けなくては。
その使命感だけがとっくに限界を迎えている俺の体を動かす。
───仮面ライダーに休みなどないのだ。
爆炎から現れる男。
どうやら無事だったようである。
だがその体は満身創痍そのものであり、戦える状態ではない。
「まさかこの私が敗れるとは……。覚えていろ!」
《ケツァルコアトルスドーパント!》
三下のような台詞とともに男はカプセルを起動させ、赤い握力計みたいな機械で読み込む。
すると金色の輝きとともに、巨大な翼竜の如き怪物が現れる。
男は翼竜………ケツァルコアトルスドーパントの背中に飛び乗るとケツァルコアトルスドーパントと共に何処かに飛び去っていった。
「………終わった………うっ」
男が撤退するのを確認するとベルトを外し変身を解除する。
それと同時に片膝をつくと吐血してしまう。
鎮痛剤で痛みはひいているがやはりダメージは残っているようだ。
でも………
「はぁ………はぁ………
………逃げ遅れた人を助けないと」
なんとか立ち上がると辺りを見回しながら生存者を探して街を散策する。
ひとりでも多くの人を助けなくては。
その使命感だけがとっくに限界を迎えている俺の体を動かす。
───仮面ライダーに休みなどないのだ。