Chapter.1:みっちゃん

「………なかなかやりますね」



アンゲロスたちを全て倒すと男は黒いカプセルのような機械を取り出す。


黒いカプセルにはアンゲロスとはまた違った怪物が描かれていた。




「………バイオレンスドーパント」



《バイオレンスドーパント!》




カプセルのスイッチを上へとスライドさせカプセルを起動するとバイオレンスドーパントと呼ばれた屈強な怪人が現われる。


そして起動したカプセルを左腕のホルダーにセットする。




「トカゲロン」


《トカゲロン!》



続いてもう1つカプセルを取り出し、カプセルを起動させる。
するとトカゲロンと呼ばれた怪獣のような姿の怪人が現われる。


先ほどと同様に起動したカプセルを左腕のホルダーにセットする。




「これでエンドマークだ………!」



赤い握力計のような機械を取り出すとホルダーに装填されているカプセルを、その握力計のような機械でスキャンする。





《デュアルフュージョン!バイオレンスリザード!》



最後に握力計のような機械のトリガーを引くとバイオレンスドーパントとトカゲロンが男の体に重なり合い男の体は黒い靄に包まれる。



そして靄を払いのけ現れたのは、黒い外骨格に包まれた屈強な肉体。左腕の鉄球。そして怪獣を思わせる尻尾に頭部。




それはまさに先ほどのバイオレンスドーパントとトカゲロンを合体させたような怪物だった。
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