Chapter.1:みっちゃん

……俺は松本 道紀。
願葉第一高校を卒業して、社会人やりながら仮面ライダーをやってる。


今はこうして怪物と戦いながらある人物を探している。

今から2年前………血の聖誕祭と呼ばれた未曾有の大災害からちょうど4年が経過したクリスマスの日。

俺の戦いが再び始まった………。






───2020年 姫矢市───



「おぉい、みっちゃ~ん!」


トレードマークのサイドテールを揺らしながらこちらに走ってくる少女………いや今はもう女性というべきか……が1人。


彼女は篠宮 明梨(しのみや あかり)。
俺の幼馴染で今では大事な恋人だ。


この日はたまたまクリスマスに休日が合ったのでデートの約束をしていたのだけど………




「遅いっ!」


「あいたっ」


頭を思いっきりしばかれた。



「30分も遅刻だよ?どれだけ待たせるのさ」


「ごめん!寝坊しちゃって……ちゃんと埋め合わせするから………」


プンスカしている明梨……あかりんに両手を合わせて謝罪する。


するとあかりんは仕方ないな~、とすぐに笑顔を見せてくれる。


よかった、どうやら許してくれたようだ。




「じゃあ今日はとことん付き合ってくれる?」


「もちろん!」


あかりんの言葉に頷くと、彼女の手を握り目的地の遊園地に向かった。
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