一章 THE BIGINNING
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午前9時10分。
年中クラスの『さくら組』。
着替えてから、登園してくる子供たちを受け入れ、 それぞれのクラスで出席等の確認をする『あさの会』が終わって今はブロック遊びの時間。
ブロックと言ってもレゴのような固いものではなくソフトビニール製の柔らかくて大きなものだ。
このクラスの担任である俺は子供たちと一緒にブロック遊びをしている。
もちろん、ただ遊ぶだけではなく子供たちのトイレトレーニングを促したりしながらだ。
「カンジャキ~!!!」
ひときわ元気な声が教室に響き渡る。
今行くよ、と返事をしてその声の主の元に行くとソイツはブロックで作ったものを自慢げに見せてくる。
「ジュウオウジャーの武器作ったじょ~! ど~だかっこいいだろ~!」
俺をカンジャキと呼ぶこの元気いっぱいなチビは『ゲンタロウ』。
さくら組のリーダー的存在で俺が一番最初に仲良くなった男子園児だ。
『この保育園にいる奴ら全員と友達になる』のが目標なんだそうな。
午前9時10分。
年中クラスの『さくら組』。
着替えてから、登園してくる子供たちを受け入れ、 それぞれのクラスで出席等の確認をする『あさの会』が終わって今はブロック遊びの時間。
ブロックと言ってもレゴのような固いものではなくソフトビニール製の柔らかくて大きなものだ。
このクラスの担任である俺は子供たちと一緒にブロック遊びをしている。
もちろん、ただ遊ぶだけではなく子供たちのトイレトレーニングを促したりしながらだ。
「カンジャキ~!!!」
ひときわ元気な声が教室に響き渡る。
今行くよ、と返事をしてその声の主の元に行くとソイツはブロックで作ったものを自慢げに見せてくる。
「ジュウオウジャーの武器作ったじょ~! ど~だかっこいいだろ~!」
俺をカンジャキと呼ぶこの元気いっぱいなチビは『ゲンタロウ』。
さくら組のリーダー的存在で俺が一番最初に仲良くなった男子園児だ。
『この保育園にいる奴ら全員と友達になる』のが目標なんだそうな。