一章 THE BIGINNING
「本当、次からは気をつけてよね?」
俺の目の前にいる呆れ顔のオバ……じゃなかった、レディがこの保育園の園長先生である『土屋 知世子(つちや ちよこ)』だ。
俺の親戚で、『男性』ということで面接さえさせて貰えない保育施設もある中、俺を受け入れてくれたり、両親のいない俺たち兄妹を自分の家に下宿させてくれたりといろいろと御世話になってる。
「本当に反省しております、園長先生」
「……もういいから早く着替えて来なさいよ。
子供たちもう来てるんだから」
「は、はいぃ!!」
俺は立ち上がると急いで自分専用の更衣室(と言っても物置だか)に向かう。
世の男性保育士はトイレや更衣室が無くて困っているようだが、この保育園には男性用トイレもあるし着替える場所だってご覧の通り用意して貰っている。
男性保育士にとっては割と恵まれた環境だと思っている。
……次からは気をつけよう、本当に。
俺の目の前にいる呆れ顔のオバ……じゃなかった、レディがこの保育園の園長先生である『土屋 知世子(つちや ちよこ)』だ。
俺の親戚で、『男性』ということで面接さえさせて貰えない保育施設もある中、俺を受け入れてくれたり、両親のいない俺たち兄妹を自分の家に下宿させてくれたりといろいろと御世話になってる。
「本当に反省しております、園長先生」
「……もういいから早く着替えて来なさいよ。
子供たちもう来てるんだから」
「は、はいぃ!!」
俺は立ち上がると急いで自分専用の更衣室(と言っても物置だか)に向かう。
世の男性保育士はトイレや更衣室が無くて困っているようだが、この保育園には男性用トイレもあるし着替える場所だってご覧の通り用意して貰っている。
男性保育士にとっては割と恵まれた環境だと思っている。
……次からは気をつけよう、本当に。