二章 THE RESOLUTION

「履歴書履歴書履歴書履歴書履歴書履歴書履歴書履歴書履歴書履歴書履歴書履歴書履歴書履歴書履歴書履歴書履歴書履歴書ーーーーーー!!」


「ウゾダウゾダウゾダウゾダウゾダウゾダウゾダウゾダウゾダウゾダウゾダウゾダウゾダウゾダウゾダウゾダウゾダドンドコドーーーーン!!」


「はぁっ!?なんだコレ!?」


俺が召喚した鎧武とブレイドは乱暴にその手に握る剣を振り回しながら突っ込んでゆく。


………あれ?鎧武もブレイドもこんなキャラじゃないよね?


どうしたんだよこいつら!?バグってんの!?



「「…………!!」」


そんな何かがおかしい2大ライダーに相対するのはシグルドとデューク。

しかし、シグルドもデュークもむちゃくちゃな鎧武とブレイドの攻撃に防戦一方。


………なんか戦力になればそれでいいんだけどさ。



「バッ………バカなァァ!?私の産み出した者たちがこんな奴らごときにィ!!」


「なんかよくわかんねーけど……なんとかなりそうだぜ………?ハァッ!」


「っ!!」


俺はマルスの刃を弾くと、奴に蹴りを放ち距離を取る。


鎧武の最強形態どころか中間形態である『カチドキアームズ』にすら押されていたとはいえ、このマルスというライダーが鎧武のライダーのなかでも強敵であることは間違いない。


そして、そんなマルス相手にここまで有利に立ち回れる俺も………なかなか強くね!?



………なんてな。





「ハッハッハッハ………済まないね。

まっ、後は任せたから☆」


「なにィ!?貴様ァァァァ!!」


ここでデュークはあらかじめ用意していたのかは分からないが、用意されたロケットに乗りこむとシグルドと自身を召喚したマルスすら差し置いてロケットで逃亡を謀る。


全く、コウガネも哀れよな。




だけど……………




「逃がさねぇよ…………」


《ガンバラァァァイド!トリガーマグナム!》


召喚される青き銃……『トリガーマグナム』。

本来は二本のUSBメモリ型アイテム『ガイアメモリ』で変身する『仮面ライダーダブル』なる戦士の武装である。

ガイアメモリのひとつである“銃撃手の記憶”『トリガーメモリ』の使用により召喚されるこの銃はトリガーメモリと同時に能力が解放されたガイアメモリの力によりその発射する弾丸の種類を変化させる。



《TORRIGER!MAXIMUM- DRIVE!!》


俺の手に出現したデータグリッド状のトリガーメモリ。

これをトリガーマグナムに装填し、バレルを持ち上げることで『マキシマムモード』なる形態へと変形させる。


マキシマムモードにより機能する新たな銃口に蓄積する金と蒼のエネルギー。


そうだ………これはトリガーメモリと相性のいい“幻惑の記憶”『ルナメモリ』を同時に用いて変身した幻惑の銃撃手『ルナトリガー』の必殺技『トリガーフルバースト』。


マキシマムモードの銃口から放たれる変幻自在の破壊光線は狙った獲物を『確実に破壊するまでどこまでも追いかける』。




「狙い撃つぜ…………!」


狙うは逃走を謀るデュークの乗ったロケット。

俺はガンバライダーの強化された超感覚で奴のロケットに狙いを定め引き金をひく。



「────バァン」


銃口から放たれる無数の弾丸。

金と蒼の軌道を描きながら目標をどこまでも追いかける。


文字通りどこまでも、どこまでも。






「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



──やがて奴の断末魔の共に、空を真っ赤な炎の華が彩るのであった。
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