二章 THE RESOLUTION

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保育園に戻ってきた。


そしてタケルがいたばら組へ行ってみると、テレビがつきっぱなしになっており、テレビの画面にはリピート再生されたDVD。


辻畑先輩曰く、本当に一瞬………1分にも満たない時間目を離したその瞬間、タケルがいなくなったんだそうだが………これなら納得がいく。



「なんで………?なんでDVD再生されてんの……

この部屋出る前に消したはずなのに………」


テレビの画面を見て狼狽える先輩。


そりゃそうだろうな。そして信じられないだろうな。



………タケルが“この中にいる”ってことは。




「先輩、ちょっと目ェ瞑っててください」


「え?なにすんの………?」


「いいから!」


「う、うん!………こ、こう?」


辻畑先生が目を閉じるのを確認すると俺はガンバドライバーを腰に装着し、ICカードを構える。



「さて、一丁仕事と行きますかね………!」


《Authorize》


ICカードをガンバドライバーにかざした後、テレビの画面にICカードを向ける。


俺を正当な使用者として認めたようであり、ガンバライジング社の“承認”と共に異世界へのゲートを開く………らしい。


そして、テレビの画面を媒介にその“扉”は開かれた。



「しゃあっ………!」


テレビの画面が歪み、ガンバライジングの筐体を模したゲートが眼前に現れる。


おそらくここを通ればタケルを救いにいける!


自らを奮い立たせるべくガッツポーズを決めると俺は異世界へと突入するのであった。
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